MIT Media Lab出身のAffectivaは、感情AIを開発しているスタートアップ。次世代AIにおけるパイオニアとして、顔の表情や感情を分析するソフトウェアを開発している。同社が特許を保有するソフトウェアは、感情AIサイエンスに基づいて構築されており、コンピュータービジョン、ディープラーニングに加え、75か国で400万以上の人間の顔を分析して得られた世界最大の感情データベースを活用している。
AffectivaのSDKやAPIによって、独自のモバイルアプリ、ゲーム、デバイス、アプリケーションにおいて感情データの分析が可能になる。同ソフトウェアは1400以上のブランドによって利用され、消費者の感情における分析とインサイトのデータを収集している。
Affectivaは、前回の2000万ドル(約22億円)の資金調達に続き、5月26日に1400万ドル(約15億円)の資金調達を実施。リードインベスターをFenox Venture Capitalが務めた。投資家にはIT&ヘルスケアサービスの大手CAC Holdings、ゲームメーカー大手のセガサミーホールディングスが含まれており、今回の資金調達によって、Affectivaは感情AIの技術イノベーションを加速させ、グローバル市場への展開を強化する。
また、同社はニコラス・ランゲベルド氏を会長に指名し、共同創設者であるラナ・エル・カリウビ博士は最高経営責任者(CEO)に就任する。