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2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzineニュース

「ショールーミング」vs「Webルーミング」 若い女性ほど、服はネットじゃなくてお店で買う?

ネットで見てネットで買う? 店舗で見て店舗で買う?

 店舗で選んでネットで買う「ショールーミング」が話題になったが、最近はネットで選んで店舗で買う「Webルーミング」という言葉も出てきた。ADDIXが運営する情報サイト「BWRITE」は20代以上の女性212名に対して意識調査を実施。女性の服の購入方法について調査を行った。

 普段どのような方法で服を買っているかを複数回答で聞いたところ、「店舗の商品から選んで店舗で買う」が84.4%で1位となった。次いで「ネットで調べて、店舗試着なしでネットで買う」「ネットで調べて、店舗で試着して店舗で買う」が続き、「店舗の商品から選んでネットで買う」は26.4%で4位となった。

※画像をクリックすると拡大します。

 これを年齢別に見ると「店舗の商品から選んで店舗で買う」「ネットで調べて、店舗試着なしでネットで買う」はどの年代でも全体での順位と同じく、それぞれ1位、2位となっている。一方、差が見られたのは「ネットで調べて、店舗で試着して店舗で買う」と、「店舗の商品から選んでネットで買う」で、どちらも年代が下がるほどその割合が高くなっている。

※画像をクリックすると拡大します。

 次に、さまざまな買い方のうち1番多い買い方をひとつだけ選んでもらったところ、「ネットで服を買う」(※)ことが最も多いのが30代(34.5%)、次いで40代以上(33.0%)、最も少ないのが20代以下(17.5%)という結果になった。

※「ネットで服を買う」は以下の項目の合計。
・ネットで調べて、店舗試着なしでネットで買う
・ネットで調べて、店舗で試着してネットで買う
・雑誌、テレビなどその他の情報で調べてネットで買う
・店舗の商品から選んでネットで買う

デジタルネイティブはネットで買わない?

 調査の結果、どの年代でも、ひとりの女性がネットや店舗を活用してさまざまな買い方をしていることがわかったが、“デジタルネイティブ”と呼ばれる20代以下の層で、最もよく服を買う方法について「ネットで買う」と答えた割合がもっとも少なくなっているのは、少々意外な結果にも思える。

 そこで、あらためて女性たちにネットで服を買うことがあるかどうかを聞いてみると、「たまにネットで買うことがある」(41.5%)が最も多く、「普段からよくネットで買っている」(24.5%)、「あまりネットでは買わない」(21.2%)が続き、「ネットで買ったことは全くない」と答えたのは12.7%。実に9割近い女性がネットで服を買う経験をしている。

 ネットで服を買ったことがある割合は、わずかながら20代以下がもっとも高くなっており、20代以下の若い世代はネットで服を買わないわけではなく、いろいろな買い方をする中で、ネットよりも店舗で買うことが多いということのようだ。

「ショールーミング」経験者は6割

 では、店舗で試着してからネットで購入する、いわゆる“ショールーミング”をする女性はどのくらいいるのだろうか。「店舗で実物を見て試着した後にネットで購入したことはあるか」を聞いたところ、「ほとんどないが、まれにある」が26.9%、「たまにある」が25.22%、「よくある」が8.0%で、「よくある」「たまにある」「まれにある」を合わせると、実に60.4%の人がショールーミングを経験したことがあると答えている。ショールーミング経験者は、30代が最も多く65.4%、20代以下は62.5%、40代以上は55.3%という結果になった。

 ショールーミング経験者に店舗で買わずネットで購入した理由を聞いてみると、1位「ネットのほうが安かったから」、2位「ポイントが貯まる/使えるから」。3位以下は、「店頭では欠品していたから」「店舗で衝動買いせず、冷静に検討したいから」「買いに行く時間が省けるから」「手軽に・楽に購入できるから」といった結果になった。

若い年代ほど多い「Webルーミング」

 今度は逆に「ネットで探して比較検討した後に店舗で服を購入」した経験について聞いてみたところ、全年代で「たまにある」が28.8%、「ほとんどないが、まれにある」が16.5%、「よくある」が6.1%。これを合計すると、いわゆる “Webルーミング”の経験がある女性は51.4%で、ほぼ半数という結果となった。20代以下では62.5%、30代が55.1%、40代以上が43.6%で、年代が下がるほど“Webルーミング”経験者の割合が増え、20代以下の層が最も多いということがわかった。

 「ネットで買わず店舗で購入」した理由を聞いてみると、最も多かったのが「試着できるから/試着したいから」、次いで「最終的に現物を見て判断したいから」といった結果になった。

【調査概要】
「服の購入についての意識調査」(調査実施:BWRITE)
【調査実施期間】2015年12月9日(水)~ 12月17日(木) <8日間>
【調査対象・人数】18歳以上の女性 212名(有効回答)
【調査方法】WEBアンケート方式
【アンケート収集元】共創コミュニティサービス「Skets」

 

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