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オルビス、流通センターで自律走行搬送ロボット導入 人員25%・出荷作業費10%削減を見込む

 オルビスは、ロジスティクスの主要拠点であるオルビス東日本流通センターの直営店舗およびBtoB向け出荷ラインの刷新にともない、重量計を搭載したAMR(自律走行搬送ロボット)を16台導入。2023年2月20日より本格稼働すると発表した。これにより、旧出荷システムに比べ、同じ出荷能力に対して人員を25%削減、売上高に対する出荷作業費比率は約10%削減を見込んでいる。

AMR(自律走行搬送ロボット)

 今回オルビスが導入したAMRは、パートナーである物流企業の流通サービスと、マテリアルハンドリング企業の椿本マシナリーが、製造元のフォワードエックスと協働し新たに開発。組み込んだ重量計は、重量計付きカートピッキングで実績のある寺岡精工製のものが採用されている。

 同社は直営店舗およびBtoB卸し先向け出荷作業において、日々約500の品目の中から1オーダーあたり平均して約20品目・約100ピース(サンプル含む)を出荷している。従来は、4拠点分のオーダーが割り当てられた重量計付きカートを人が1台ずつ手で押して移動しながら、当該商品が保管されている棚に移動しピッキングを行っていた。独自開発のAMRは1台につき4拠点分の出荷データを受信すると、最適なルートを選択し人やものにぶつからないようオーダーがかかった複数の商品棚に向かって順番に移動。すべてのオーダー商品が揃った後、発送ステーションへ商品の入ったケースを運ぶところまで自動で行う。

 AMRに重量計を組み込んでいるため、ピッキングと同時に重さによる検品を即座に実施し、別工程での検品なしでピッキングが可能。なお、棚から商品を選んでケースに入れる作業は人が実施する。

 同社では、2020年に実施した通販出荷ライン「T Carry System」においても、小型AGVを330台導入。今回も全体的なシステム設計にあたっては、T Carry Systemの基本コンセプトである「4つの“ない”」(作業者を「歩かせない」「待たせない」「持たせない」「考えさせない」)を踏襲している。AMRと、その搭載ケースに商品を入れる人の動きを効率よく連携させるため、商品保管棚スペースをゾーン化しそれぞれにピッキングの作業者を配置。作業者の腕には、次に運ぶ商品と棚の位置情報が表示されるウエアラブル端末を装着する。

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