SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

季刊ECzine vol.09 定点観測

すべてのファネルをSNSで 四強メディアをフル活用せよ


 EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。アライドアーキテクツの藤田さんに、SNSについて聞きました。※本記事は、2019年6月25日刊行の『季刊ECzine vol.09』に掲載したものです。

令和中継はSNSフル活用 最強メディア不在との見方も

 10連休となった2019年のゴールデンウィーク。天皇退位、新天皇即位、新元号令和のスタートなど、多くの人が注目するニュースが目白押しだった。そこで藤田さんが注目したのは、こうした報道とSNSとの関係である。

「首相官邸の公式アカウントを中心に、TwitterやFacebook、YouTubeなどSNSをフル活用しているアカウントが話題となっている印象を受けました。テレビ局も公式アカウントでライブ中継していましたし、レガシーなメディアよりもSNSで視聴した人のほうが多かったのでは?という印象も持っています」

 3月のイチロー選手の引退会見のYouTubeでのライブ中継、動画配信も記憶に新しい。構成に制約のあるマスメディア以上に詳しい情報がほしいと思ったら、ネットで検索するという選択肢をとった人が多いはずだ。

「SNSが世の中に欠かせない、情報インフラになったんだなと感じました。まさに、新しい時代の幕開けですよね」

 さまざまなSNSアカウントをフル活用しているということは、すなわち、それぞれのメディアごと、特徴やユーザー属性が異なるため、すべてを用いないと届かないユーザーがいるということでもある。藤田さんは、2019年2月に発表された「クチコミ接触者の購買転換率調査」(アジャイルメディア・ネットワーク)を紹介した。

「飲料や食料品はTwitter、ゲームやスマホアプリはYouTube、ファッションや化粧品はInstagramなど、商材ごとメディアの転換率が異なるんですよね。Twitter、Instagramを含むFacebook、YouTube、LINEの四強時代になって久しいと思いますが、これさえやっておけばという抜きん出て強いメディアもないとも言えます」

 さらに、消費者の態度変容に与える影響も、SNSごとに異なるというデータも。トレンダーズが2018年7月、15~29歳の女性480名を対象に行った調査によれば、「美容の情報をどこで収集しているか」の問いにはYouTub(e47%)が最多に、「美容商品の購入を検討する際にどこで情報を検索しているか」の問いにはTwitter(32%)が最多となった。

「SNSを使っていての感想ですが、情報収集のさらに前、認知の段階ではInstagramの影響が大きいのでは。同じコスメにしても、段階によってSNSの使いかたが異なることを示しています。ECの方にも、購買ファネルのすべてをカバーすべく、フル活用をおすすめします」

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
変化するFacebookファミリー 主役のInstagram機能強化へ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
季刊ECzine vol.09 定点観測連載記事一覧

もっと読む

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/6766 2019/09/13 12:41

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年8月27日(火)10:00~19:15

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング