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AI時代に求められるECの前提とは?事業者が今取り組むべき6つの戦略

「エージェント購入」の衝撃。Shopifyが描くAI時代の基盤

 AI時代の地殻変動に対し、プラットフォーム側はどう進化しているのか。Shopify Japanカントリーマネージャーの馬場道生氏は、同社の最新アップデートと「エージェント型コマース」への対応について解説した。

Shopify Japan株式会社 カントリーマネージャー
Shopify Japan株式会社 カントリーマネージャー

 Shopifyは年間2,000億円を超える研究開発費を投じ、半年に一度のペースで大規模な機能拡張を行っている。特に注目すべきは、2026年1月に発表された「Universal Commerce Protocol(UCP)」だ。これはAIエージェントが加盟店と接続し、シームレスに取引を行うためのオープン標準プロトコルである。これにより、ChatGPTやGemini、Copilotといった主要生成AIアプリ内での直接販売が可能になる。馬場氏は、「あらゆるAIから横断的に検索され、理解され、さらに購買まで完結できる状態を実現していく」とその意義を語る。

 さらに、運用者の生産性を劇的に向上させるAI機能として、コマース特化型AI「Sidekick」が紹介された。Sidekickは単なる受動的なアシスタントではない。新機能「Sidekickパルス」では、市場動向とストアのデータをリアルタイムで監視し、優先すべきタスクや改善点をAI側から自発的に提案する。自然言語でのワークフロー作成や、カスタムアプリの構築までサポート範囲は広がっている。

 また、ショッパーAIエージェント「SimGym」にも注目したい。これは過去の購買データや顧客情報に基づき、「仮想的なAI顧客」を自動生成する。AI顧客が自社のストア内を回遊し、どこで離脱するか、どこで摩擦が生じるかをシミュレーションすることで、潜在的な顧客体験の課題を浮き彫りにする。

 「AIが人の代わりにテストを行うことで、PDCAを圧倒的なスピードで回すことが可能になる」と馬場氏は自信を見せる。

 こうした進化の背景には、Shopifyが持つ膨大なコマースデータの学習がある。世界中のマーチャントから生まれるデータをフィードバックし、プラットフォーム全体を「AIファースト」に再設計しているのだ。馬場氏は、「レガシーなシステム(生成AI登場以前のシステム)では、この変化に対応することは本質的に困難である」と警鐘を鳴らし、クラウドネイティブかつAIネイティブな基盤への移行が、今後の事業継続性を左右すると強調した。

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脱レガシーと「意味の重層化」。事業者が今取り組むべき6つの戦略

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