PayPay株式会社は、特定の商品をお得に購入できる「PayPay 商品特定クーポン」の本格始動を発表した。
「PayPay 商品特定クーポン」は、メーカーの要望に合わせて、「特定の商品単位」でPayPayアプリ上におけるクーポンを発行できる販促支援サービス。購入時に年齢確認を伴う商品(アルコール飲料やみりんなどの調味料)についても、PayPayのeKYC情報を活用し、対象年齢者に対してのみクーポンの発行が可能な点が特徴となっている。
メーカーによる従来型の商品販促施策では、実際に誰に購入されたか分かりにくいなど、費用対効果や効果検証の面で一定の課題があるとされてきたが、同クーポンは事前獲得型クーポンとして施策費用の効率性を上げつつ、どのようなユーザーに購入されたかが可視化できる仕様を実現。また、対象加盟店におけるPOSシステムの開発を経れば購買情報のリアルタイム連携ができるため、加盟店による手作業での購買情報収集、集計が不要となるほか、PayPayポイントの即時反映、クーポン施策実施前後での対象商品の購買数増減や商品リピート率などの分析も可能となる。
同クーポンにより、メーカーは6,600万人のPayPayユーザー(2024年10月時点)に対して、新商品や季節商品などの商品認知度向上と販促が可能となるほか、同クーポンを取り扱う加盟店は、店舗の来客数、売上増に期待ができるという。なお、同社はこれまでのキャンペーン実施事例で「PayPay 商品特定クーポン」対象商品の購買数やリピート率向上、クーポン対象加盟店における来客数増、クーポンきっかけのついで買いによる平均決済総額増を実現している。
本格始動の第一弾として「スギ薬局グループ」にて、2024年11月24日まで56社85商品を対象とする「PayPay 商品特定クーポン」の発行を行っている。