フェデックス エクスプレス(以下、フェデックス)は、関西国際空港(KIX)とシャルル・ド・ゴール空港(CDG)間で新たにフライトを追加したことを発表した。これにより、同ルートでの運航は関西国際空港の出発・到着フライトを合わせて週9回(火曜日から土曜日の間)に増加する。
ボーイング777機によるこの増便は、時間厳守の輸送が必要な貨物を出荷する利用者、厳密な温度管理と輸送時のモニタリングが必要な主にヘルスケア産業の利用者、重量貨物を出荷する利用者へのメリットが期待される。
このルートは、中国・北京を出発し、関西国際空港(KIX)を経由してフランスのパリにあるシャルル・ド・ゴール空港(CDG)に接続するもので、北京とフランスを結ぶフライト。この増便は、利用者が国際ビジネスの可能性を最大活用できるよう、継続的にエアネットワークを拡大するフェデックスの取り組みの一環だという。
日本と欧州間の貿易は継続して健全な勢いを見せている。2021年、日本の総輸出額は前年比で21.5%増加、総輸入額は24.6%増加した。EU諸国との貿易も輸出額、輸入額ともに 21.4%の伸びがあった。EU諸国全体を合わせると、日本にとって3番目の貿易相手地域となる。
2020年に、EU諸国から輸入された品目としてもっとも多かったのは、医薬品、自動車、有機化合物。EU諸国にもっとも多く輸出された品目は、自動車、自動車部品、有機化合物だった。