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ECzine Day 2024 June

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ECzine Day 2020 Autumn レポート(AD)

アフターコロナの顧客体験向上に欠かせぬアプリ 最新事例から今後のコミュニケーションを考える

コロナ禍のアプリ活用 アパレル・小売・コスメ企業の事例を紹介

 では、アプリ活用を行う企業は、コロナ禍において具体的にどのような施策を講じ、顧客とコミュニケーションを行っていたのだろうか。篠田氏は、MGReユーザー企業各社のアプリ活用事例を紹介した。

 百貨店を中心に実店舗展開を行うオンワードホールディングスは、多くの実店舗がクローズした緊急事態宣言下において、コーディネートの発信に注力。その結果、アプリのPV数は大幅に増え、元々アプリからECがしっかり作り込まれていたこともあり、ECの売上アップにも成功したと考えられると言う。

「『STAFF START』や『visumo』など、既存のサービスをアプリ内でどのように展開できるかは、考えどころです。コーディネートを表示しても、ECの購入までスムーズにつながらなくては売上に貢献することはできません。うまく動線を作り込むことが鍵となります」(篠田氏)

 次に篠田氏は、東急ハンズの事例を紹介。同社は実店舗に強みがある小売店だが、コロナ禍でEC売上増およびアプリ経由の売上増を実現できていたようだ。これは、ライブコマースの実施やニュースコンテンツへの注力によるPV増、プッシュ配信の利用などといった、さまざまな施策を講じた結果だと言う。年に一度行われるイベント「ハンズメッセ」も、今年はオンライン限定で開催した。

「同社は、アフターコロナに向けてさまざまなチャレンジをした結果、きっかけを掴むことができています」(篠田氏)

 3例めには、コスメブランド「THREE」を展開するACROの事例が紹介された。同社は、コロナ禍においてコレクション、ランキングコンテンツを中心にPVが大幅増となったほか、会員限定のオンラインワークショップやイベントに注力した結果、EC売上、アプリ経由の売上向上につながったと考えられるとのこと。

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オンライン移行する顧客 新たなニーズに応えるためのデジタル活用を考える

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この記事の著者

松岡 亜希(マツオカ アキ)

フリーランスのライター&エディター。出版社勤務を経て独立。雑誌、書籍、Webサイト、企業広報などさまざまな分野で活動中。● http://pubapart.com/

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://eczine.jp/article/detail/8398 2020/10/22 11:00

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