電通デジタルは2025年6月26日、新たなマーケティングアプローチ「偶発購買マーケティング」に基づく支援サービスの提供を開始した。
現代の消費行動はSNSや生成AIの普及により多様化・複雑化している。これによりSNSなどで情報に偶発的に出会い、衝動的な購買をする傾向が強まっている。従来型の計画購買に加え、こうした「偶発購買」への対応が企業に求められている。
新サービスでは、ファネルにおけるSNSの位置づけを従来の理解促進ではなく、需要創造の中核として捉えた上で支援を行う。具体的には、データドリブンなインサイト発掘に基づいたブランド設計やデジタル基点でのコミュニケーション戦略を立案するInsight Hack、質の高いアイデアの開発・実行やインフルエンサーマーケティングなどの専門領域に関する支援を行うIdea Hack、 高速PDCAでメディアプランニングの最適化をサポートするAlgorithm Hack、この3つの手法を用いて一気通貫で支援する。

3つの手法によるサイクルを回すことで、商品やサービスと偶発的に出会い、購買に至るまでの「衝動買い」体験を設計する。これにより、新規層およびライト層ユーザーの需要創造を強化し、企業のさらなるマーケティングROIの向上を目指す。
なお、電通デジタルは専門人材を集めた社内横断組織「偶発購買マーケティングユニット」を結成し、施策開発から運用まで一貫して支援する体制を整えた。