シナブルは、ECサイトにおけるファッションアイテムの購入経験者を対象に、ファッションECサイトの利用実態を調査した。同調査結果の詳細は次のとおり。
購入を見送る理由は「送料」「割引の利用不可」が上位
「ECサイトでファッションアイテム購入時に重視する要素は何か」という質問に対し、67.0%が「価格」を最重視していると回答。次いで「サイズやカラーの豊富さ(40.7%)」「セールやクーポンの有無(38.4%)」「商品の品質(37.1%)」を重視するとの結果が得られた。
また、商品選びで迷った際に購入を見送るかどうかたずねたところ、「よくある」「ときどきある」と回答した人は約90%にのぼった。「商品をカートに入れた後、購入をやめる理由は何か」という質問には「送料が高いと感じた(35.8%)」という理由が最も多く、次いで「カートに入れた後に気が変わった(31.1%)」「クーポンや割引が利用できなかった(28.5%)」が上位となった。
約70%が商品提案をきっかけに購入
ユーザーの閲覧履歴や購買履歴に基づく商品提案(パーソナライズド)については、35.4%が「受けたことがある」と回答した。提案内容は「閲覧履歴に基づいた関連商品の提案」が最も多く42.0%、次いで「過去に購入した商品に基づいたおすすめアイテムの提案(39.2%)」「セールやクーポン情報の提案(33.1%)」となった。
なお、「実際に自分に合った商品提案(パーソナライズド)によって購入した経験があるか」という質問に対しては、68.4%が「ある」と回答している。
店舗よりECサイトを選ぶ理由は「利便性」
ECサイトで購入を続ける理由として「価格の安さ(50.8%)」や「時間・場所を問わず購入できる(45.7%)」が挙げられた。さらに「セールやクーポンが多い(41.0%)」ことも好意的に受け止められているとわかった。
また、今後もファッションアイテムをECサイトで購入したいと思うかについては「とても思う(26.7%)」「やや思う(58.4%)」「あまり思わない(13.0%)」「全く思わない(1.9%)」という結果に。約90%がECサイトでの購入に前向きであることがうかがえる。
今後も店舗よりECサイトでの購入を選ぶ理由としては「価格が安い(50.8%)」が最も多く、次いで「時間や場所を問わずに購入できる(45.7%)」「セールやクーポンが多い(41.0%)」となった。
調査概要
- 調査期間:2024年10月7日(月)~2024年10月8日(火)
- 調査方法:PRIZMAによるインターネット調査
- 調査人数:1,007人
- 調査対象:調査回答時に「ECサイトでファッションアイテムの購入経験がある」と回答したモニター
- 調査元:シナブル
- モニター提供元:PRIZMAリサーチ