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運営堂がゆくEC業界対談

Amazon広告がほかと決定的に違うのはここだ!『Amazon広告“打ち手”大全』著者に聞く

 Google広告、Facebook広告に次ぐ第3の勢力と言われているAmazon広告。使ってみたいけどどうすればいいのかわからない、使ったけど結果が出なかった、という人も多いのではないのでしょうか?Amazon広告はAmazonの思想を理解しないと攻略できませんので、攻略本を書かれた鳴海さんと寳さんにお話をお聞きしました。

出品していなくてもAmazon広告は出せる?出稿金額はいくら?
まずは基本のQ&A

森野(運営堂) 今回は鳴海さんと寳さんにAmazon広告の攻略方法をお聞きしたいと思います。詳しくは『Amazon広告“打ち手”大全』(インプレス)を読めばわかると思うのですが、書籍を買おうかどうか悩んでいる人に向けて、よくある質問形式でおふたりにお話をおうかがいしていきます。

『Amazon広告”打ち手”大全』著者の鳴海 拓也さん(写真・右)&寳 洋平さん(写真・中央)、運営堂の森野さん(写真・左)
『Amazon広告”打ち手”大全』著者の鳴海拓也さん(写真・右)&寳洋平さん(写真・中央)、
運営堂の森野さん(写真・左)

まずAmazon広告は、商品以外を出稿することはできるのでしょうか? Amazon広告だけにAmazonに商品がないと出稿できないイメージがあります。

鳴海 Amazon広告にはAmazonスポンサー広告と、Amazon DSPの2種類があることを理解しておかないといけません。スポンサー広告はAmazonに出品している企業だけが出稿できるもので、検索結果や商品詳細ページに広告を出すことができます。Amazon DSPは出品していなくても出稿できて、広告もAmazon以外のサイトに表示されます。

 商品に関しては、たとえばカタログやチケットなどを販売することができるため、その商品に対する広告を出稿することもできます。資生堂さんの「就活メイク講座」参加チケットなどです。詳しくは書籍の打ち手75を読んでみてください。

森野 商品自体を工夫することでクーポンみたいなものも広告でアピールできるんですね。広告というよりもAmazonの出品の裏技的な感じです。

次はよく聞かれると思うんですが、最低出稿金額はあるのでしょうか? 30万円とか50万円と決まっている広告商品ってありますよね。

鳴海 出稿金額は決まっていません。「いくら出せばいいの?」という質問が出てきがちですが、そこは投資の発想で「いくらのリターンが欲しいのか?」を考えるべきだと思います。とはいえ、いきなりDSPで大きく使うのはリスクが高いので、自然とスポンサー広告を少額で始めることになると思いますが。これは打ち手の17に詳しく書いています。

森野 ありがとうございます。これも絶対に聞かれるはずの質問です。Amazon広告ってGoogle広告とかYahoo!プロモーション広告と比べて、CVR・ROASは低いのでしょうか、高いのでしょうか?

 運用していて感じるのは、CVRはめちゃくちゃ良いです。スポンサー広告のROASもGoogle広告などと比較したりするんですけれども、自分が今やっている中ではAmazon広告のほうが勝っています。

森野 「めちゃくちゃ良い」んですね! DSP広告はどうなんでしょうか?

 DSPは単体で使うというよりも、Amazon広告を使ってAmazon内の売上を最大化するために使うという役割があるので、単体でROASをKPIに置くことは本の中にも書いていないです。多くの場合、商品詳細ページに連れてくることが目的になると思いますので、単純には比較しない感じですね。

森野 では、YDNとかGDNと比較するものでもないということですね。そもそもの目的が違う。

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この記事の著者

森野 誠之(モリノ セイジ)

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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