ライブコマースは、YouTube、Instagram、TikTokなどのSNSや専用のライブコマースツールを利用して映像を生配信し、配信者と視聴者がリアルタイムでコミュニケーションを取りながら商品の販売を行うプロモーション・販売形態を指す。
ライブコマースは、商品の詳細情報を実際の商品開発者や企業・ブランドの販売スタッフからリアルタイムで説明を受けられるほか、その場で購入前の疑問点や使用感について質問ができるなど、店舗接客同様のコミュニケーションが取れる点が高く評価されている。ブランドによっては、インフルエンサーやアンバサダーなど、商品の利用者や広告塔のような人物にライブコマースを実施させるケースもある。
ライブコマースは、動画で商品の詳細を見せられる上にリアルタイムで顧客の声を聞けるため、D2C（DtoC）ブランドやeコマース（EC）・通販事業者にとって貴重な販促の機会、顧客接点として活用することができる。ライブコマース発祥の地である中国が市場としては最も活況だが、コロナ禍に、緊急事態宣言の影響により休業要請を受けた店舗を有する企業・ブランドが販売スタッフの接客実施の場として用いるようになり、オンラインの新たな販売手法として日本でも定着した。
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