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越境ECだけじゃない!? オープンソースのプラットフォーム「Magento」が今改めて注目されるワケ

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2018/11/30 11:00

 海外のEC事業者に、オープンソースのECプラットフォームといえば?と尋ねたとしたら、「Magento」という答えが多く返ってくるのではないだろうか。2008年にアメリカで生まれたこのプラットフォームは、アドビが買収を発表したことでも話題を集めている。そんなMagentoに日本で10年以上関わってきたベリテワークスの西さんに、Magento の活用法や導入前に知っておきたいシステム選びのコツなどについて話を聞いた。

 2018年5月にアドビが買収を発表したことも大きな話題を集めた、ECプラットフォーム「Magento」。アドビはこの買収の目的について、「Magento Commerce Cloudが組み込まれることにより、コマース機能がAdobe ExperienceCloudにシームレスに一体化され、B2BとB2C 両方の世界中のお客様に単一のプラットフォームを提供できるようになります」とプレスリリース上で発表した。

 Magentoが世の中に発表されたのは2008年。アメリカのカリフォルニアで、オープンソースのプラットフォームとして開発されたのが始まりである。だが正式にリリースされる前から、Magentoの動向に注目していた人物がいる。2016年から3年にわたってMagento Master Makerにも選ばれている、ベリテワークスの西宏和さんである。10年以上にわたってMagentoの開発や導入支援に携わってきた西さんは、今回のアドビによる買収をどのように感じているのだろうか。Magentoの活用法はもちろん、導入前に知っておきたいシステム選びのポイントなどについて、話を聞いた。

ベリテワークス株式会社 CTO 西宏和さん
ベリテワークス株式会社 CTO 西宏和さん

2007年のβ版リリースから振り返る「Magentoにムーブメントの予感がした」

 Magentoが正式に発表されるそのさらに1年前。2007年にMagentoのβ版がリリースされた。当時のことを西さんはこう振り返る。

「Magentoの開発を最初に手がけていたエンジニアたちは、もともとオープンソースのEC サイト構築システム『osCommerce』や『Zen Cart』をベースにしたEC サイト開発を行っていました。彼らが案件に関わる中で感じていた課題を解決するべく作ったのが、Magentoです。Magentoでは、β版がリリースされた時からすでに、多言語多通貨マルチサイトへの対応ができていたことにとても驚きました。と同時に、Magentoがこれから大きなムーブメントを起こすのではないかと感じたのを覚えています。2008年3月に正式版がリリースされるとコミュニティも巨大化し、導入企業もどんどん増加していきました。しばらくすると、eBayが当時まだ傘下だったPayPalを通じて資本出資をするようになったのですが、そのあと突如eBay自身が買収するという話が持ち上がって。そういった点でも、Magentoは注目を集めていました」

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