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ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

韓国の越境ECは、なぜ日本の若者に響くのか?魅力を徹底解説(AD)

[韓国越境EC成功物語]SNSフォロワー数30万人、日韓の女性ユーザーの心を掴んだ「ガールズルール」

コンビニの後払い決済導入で、売上が80%増加

リピーター確保やブランド力向上にSNSを積極的に活用している
リピーター確保やブランド力向上にSNSを積極的に活用している

 ガールズルールで最も人気のあるアイテムは、「マンツーマンTシャツ」です。K-POPアイドルが好んで着る同アイテムとミニスカートを合わせたコーディネートは、とても反響があったと言います。「オーバーフィットジャケット」などを含め、2,000円〜6,000円ほどの手頃な価格設定が、コスパを求める10代の日本人ユーザーから支持を得た要因だと同社は考えています。

 偶然ガールズルールのサイトにたどり着いたユーザーからの評判の高さは、SNS上でも顕著に表れています。同社が運営する日本語のTwitterフォロワー数は17万人を超え、Instagramのフォロワー数やLINEの登録者数はそれぞれ7万人、5万人と、SNSの登録者は全体でおよそ30万人にのぼります。

 また、日本の市場動向にあわせた決済システムの導入も、売上増加に効果的だったと言います。ターゲット層がクレジットカードをあまり持っていない点に着目し、コンビニ後払い決済を導入しました。その結果、コンビニ後払い決済を導入した直後は、売上が80%増加しました。

 このようにガールズルールの口コミはネット上で徐々に広がり、店舗出店に関する問い合わせが相次ぐようになりました。最近では、「渋谷109」のポップアップストアもオープンしました。2017年11月初旬から2017年12月末までの期間限定の店舗となっており、ガールズルールの認知度向上に拍車をかける予定です。

人気商品に違い 日韓ユーザーの両方を満足させる商品開発に注力

 ここからは、ガールズルールの金CEOとの一問一答をお届けします。

K-POPなど韓国文化を楽しむ若年層のニーズを捉えた商品も提案

K-POPなど韓国文化を楽しむ若年層のニーズを捉えた商品も提案

――――日本での展開を決めたきっかけを教えてください。

日本で生活をしながら日本語を勉強していたため、日本市場へのアプローチはそこまで難しくありませんでした。韓国に帰国した後は、日本アパレルブランドと取引のある企業で、通訳、商品生産や出荷など様々な経験を積みました。それと並行して、日本のファッショントレンドの研究も続けていました。

また、K-POPや韓国人アイドルの影響で、韓国文化を楽しむユーザーが30代〜50代の層だけでなく、10代~20代にまで拡大されていることに注目し、日本に向けて韓国アパレルの販売を決めました。

――ECサイトにおける日本と韓国の違いは何かありますか?もしあればその違いの理由もお教えください。

人気商品に違いがあると分析しています。韓国で売れても日本では売れないこともあれば、逆の場合もあるため、日韓ユーザーの両方を満足させる商品開発に力を入れています。

また、日本で手軽に購入できるアイテムより、弊社ならではのオリジナル商品のほうが販売率が高いです。これは、日本を含む海外のユーザーは、自国メーカーが扱っていない商品を購入する傾向が強いからだと考えています。また決済システムの利用にも差があり、韓国はカード決済の割合が高いですが、日本はコンビニ後払い決済など、現金決済の割合が高いです。

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SNSマーケティングに注力、今後はリアル店舗の出店も

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CAFE24 JAPAN株式会社(カフェニジュウヨン ジャパン)

CAFE24 JAPANは、グローバルECプラットフォームを通じて無料で開業できる多言語ネットショップ、無料デザインテンプレート、商品登録数無制限など,様々なサービスを提供し、海外進出をお考えの顧客をサポートしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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