適切なキーワード設定で機会損失を最小限に抑える
獲得できる検索語句にもれなく出稿されているか ?
たとえば商材がメンズジャケットで、検索語句「メンズジャケット 通販」では広告が表示されるが、「メンズ アウター 通販」では表示されないといったケースでは、キーワードのマッチタイプの設定を見直す必要があるかもしれない。
キーワードのマッチタイプには、次の4種類がある。
完全一致
登録したキーワードと検索語句が完全に一致する場合にのみ広告が表示される。
フレーズ一致
同じ語順の検索語句(フレーズ)を含む場合に表示される。
絞り込み部分一致
語順にかかわらず登録したキーワードが検索語句に含まれる場合に表示される。
部分一致
登録したキーワードに関連性が高いと判断された検索語句まで拡張して表示される。
先に挙げたメンズジャケットの例なら、絞り込み部分一致の「メンズ ジャケット 通販」では検索語句「メンズ アウター 通販」にマッチしないが、同じ組み合わせを部分一致キーワードで登録すれば、「メンズ アウター 通販」や「メンズ アウター 冬」などの検索語句にも拡張して広告表示される可能性がある(マッチングのアルゴリズム次第で必ず表示されるわけではない)。これにより、機会損失の抑制が期待できる。
明らかに関係がない検索語句に多くのコストを使っていないか?
逆に、部分一致が想定外の領域に広がって関連性の薄い検索語句に広告が表示されるようになり、結果的に無駄なコストがかかってしまうケースもある。
明らかに関係がない検索語句は1つひとつ除外キーワードに設定して表示されないようにする、あるいはマッチタイプを部分一致から絞り込み部分一致に変更するなどの対処が必要だ。
「そこは広告管理画面の検索語句レポートを見ながら、適宜調整していくのが最善策です」(小山氏)