CVRが2~3倍に上昇 0件ヒットのキーワードに見える流行の兆しとは
――ZETAとのやり取りについての感想や、「ZETA SEARCH」導入後の成果についてお聞かせください。
鈴木(ウィゴー) 幅広い観点からご提案いただき、当社としても多くの学びを得ています。提案や対応のスピード感のみならず、当社からの要望を実行した後に思うような成果を得ることができなかった場合、従前の状態に戻すといったことにも柔軟に対応いただけているため、非常にありがたいです。成果としては、ECサイト内検索からのCVRが2~3倍にまで上昇しました。「ZETA SEARCH」導入以前は、英字の表記ゆれによる検索のロスが発生していました。導入後は、そういった取りこぼしがなくなったことで成果につながっていると手応えを感じています。手を加えれば加えるほど効果が出ることがわかってきました。今後も継続して改善に取り組んでいきます。
また、ZETAさんからは、月1回の頻度で、検索結果にヒットする商品が0件のキーワードに関するレポート「0件ヒットのレポート」をいただいています。これにより、若者言葉や新たなトレンドへの対策を考えることができるようになりました。流行に敏感でデジタル慣れしている若年層をメインターゲットとしている以上、ウィゴーは他社以上に「検索で何が求められているか」を注視しなくてはなりません。流行の兆しがキーワードからひと目でわかる点は、非常に魅力を感じています。
平岡(ZETA) 私自身、前職はアパレル企業で実店舗スタッフとして働いていましたが、若い方ほど「人気がある」「売れている」といった指標よりも、「自分が本当に欲しいかどうか」「自分に似合っているか」を重視する傾向にありました。ウィゴー様のターゲットに向けてECサイトでの訴求力を上げるには、お客様1人ひとりが探し求めている情報に対し、より適切な検索結果を提示することが必要です。ウィゴー様はスナップ写真やライブコマースなど、実店舗スタッフの力を活用したコンテンツ拡充に積極的に取り組んでいらっしゃいます。そうしたお取り組みを踏まえ、より適切なご提案を行うべく、検索という視点から今後もお力添えしていきたいと考えています。
鈴木(ウィゴー) ウィゴーは2020年1月にコーポレートスローガンを「YOUR FAN(お客様1人ひとりのファンであること)」と刷新しました。お客様を応援する企業として、ECサイトにおいても、商品を買っていただくだけでなく、コミュニケーションを図ることができる場にしていきたいと考えています。たとえば、アパレルに限らず共通の趣味でつながることができるコンテンツを設け、お気に入りの実店舗スタッフをフォローしたり、商品検索のみならずコーディネートや趣味嗜好、実店舗スタッフ軸での検索を実現したりといった体験設計も構想中です。「ZETA VOICE」のQ&A機能やレビュー・口コミ機能なども、こうしたコミュニケーション促進に活かしていけるのではないかと感じています。
出張(ZETA) 「ものを買う」というアクションの本質には、「実店舗スタッフと会話が盛り上がった」、「自分に合った商品をお勧めしてもらえた」、「親身に相談に乗ってくれた」といったように、人間同士のコミュニケーションによって築き上げられた信頼関係が存在しているはずです。ウィゴー様が考えるコミュニケーションの場としてのEC活用を実現すべく、今後も「ZETA CX シリーズ」を通して体験向上に取り組んでまいります。