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「検索同様、決済も世代で変わるかもしれない」PayPal新カントリーマネージャーに訊く「新しい決済」

 オンライン決済サービス「PayPal」の日本におけるカントリーマネージャーに、曽根崇さんが就任。日本人としては初である。2015年7月にはeBayから分社化、FinTechやインバウンド観光・越境ECも追い風になり、その動向に注目が集まっている。日本市場における今後の取り組み、ビジネス戦略について話を聞いた。

2ケタ成長のPayPal、日本の新カントリーマネージャーが就任

 2016年12月6日、オンライン決済サービス「PayPal」の日本におけるカントリーマネージャーとなった曽根崇さんが、就任会見を行った。

 EC市場の成長、インバウンド観光客の増加、越境ECブームなどが追い風になっているのに加え、昨今はFinTechの老舗企業としても注目を集めている。そんな同社では、グローバルでのミッションとして「カスタマーチャンピオン」を掲げている。「常にお客様を中心に据え、お客様に満足いただけるサービスをリリースしていきます」(曽根さん、以下同)。

PayPal Pte. Ltd. カントリーマネージャー 曽根崇さん

 曽根さんは改めて、PayPalの仕組みを解説した。消費者と販売者がそれぞれPayPalにアカウントを開設。販売者がECサイト等にPayPalボタンを設置し、消費者はそのボタンからPayPalにログインして決済を行うというシンプルなものだ。

 消費者から見れば、PayPalアカウントにすでにクレジットカードを登録してあるので、買い物をするたびに、カード番号や有効期限を入力する手間が省ける。販売者としては、顧客のクレジットカード番号を保有する必要がなく、PayPalの不正検知によってリスクが軽減できるほか、消費者の手間が省けていることでカゴ落ち対策にもつながる。

 「Eコマースにおけるグローバルスタンダードであると自負しています」と曽根さんが言うとおり、世界200以上の国を含む地域、26の通貨(日本では22種類)に対応。アカウントを持てば、消費者は海外のさまざまなサイトでショッピングができ、販売者はグローバル市場でビジネスが行えるわけだ。

 2015年7月にはeBayから分社化。その動向が注目されたが、グローバルでは業績は順調に推移。直近の第3四半期(2016年7月1日~9月30日)は、取扱高・アクティブアカウント・決済件数ともに、2015年の同期と比較して2ケタ成長となっている。

  2015年第3四半期 2016年第3四半期 成長率
取扱高 697億4,000万USドル 870億USドル +25%
アクティブアカウント 1億7,300万 1億9,200万 +11%
決済件数 12億2,000万件 15億件 +24%

 日本国内でも、採用する販売者数が2ケタ成長で推移。その要因として、3つの大きなトレンドがある、と曽根さん。「中小スタートアップの増加、モバイルシフト、インバウンド観光客の増加です」。それぞれ詳しく見ていこう。

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PayPal、日本国内でも好調な3つの理由

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