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ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECホットトピックス(AD)

楽天・ヤフー・Amazonをデータで横断 Nintのデータ活用で見落としがちな売上を拾い上げる

事例(1) 他社の売上推移と施策から仮説立て 半年で200%の売上を達成

 通常であれば見ることができない他社のデータで、効果的な施策の策定を支援するNint。実際に中小規模でも、大幅な売上増加につながった事例がある。

  • ジャンル:家具メーカー
  • 従業員数:50名以下
  • 商品ランクイン数(楽天市場):150品

「本事例ではまず、業種分析で売れている家具のジャンルからトレンドを把握するとともに、『どの時期にどの商品が伸びているのか』を分析しました。中でも売れ行きが好調なショップを管理画面上で選択すると、そのショップが実行した広告施策の一覧が表示されます。この流れで年間を通して売れる商品と最適な広告を見極め、導入から半年後に200%の売上を達成しました」(丸尾さん)

競合他社が出している広告のデータから売上につながった施策を予測
競合他社が出している広告のデータから売上につながった施策を予測(クリックすると拡大します)

 競合他社の売上変動から、どの広告施策が売上に貢献したのかを読み解くことがポイントだという。

「ショップ分析から、競合他社の売上が11月5日に前日の3倍近く伸びていることがわかりました。そこで、前日にどのような広告施策が実行されているかを確認すると、メルマガ会員に向けたメール配信と商品名の変更が行われていました。

 ほかにも、ポイント数の確認もできるため、『ポイントを5倍にしたから売れたのではないか』など仮説立てしながら効果的だと考えられる施策を取り入れ、短期間で売上増加が実現しました」(丸尾さん)

事例(2) 仕入れの適正化で売上1.5倍 他社との比較で着実に売上を作る

 小売においても、Nintの活用による当を得た仕入れで売上増加が期待できる。その際に使えるのが商品分析の機能だ。前出の事例と同じく少ないリソースの中で運営している生活雑貨店は、Nintの活用で売上を1.5倍にまで引き上げた。

  • ジャンル:生活雑貨の小売
  • 従業員数:50名以下
  • 商品ランクイン数(楽天市場):375品

「本事例で挙げる小売店では、家電も取り扱っています。たとえばドライヤーであれば、まずは型番で商品を検索し他社の販売方法を見ます。

 今回は、他社が同じ商品を直近1ヵ月で販売した際の、販売した価格、ポイント倍率、販売量を確認しました。ここで得られるデータから、『商品が売れる見込み』『効果的な施策』『適切な仕入れ量』が判断できます。得られたデータを参考に、仕入れる商品と仕入れ量の適正化を行いました」(丸尾さん)

商品分析では他社の販売価格、ポイント倍率、販売量が表示される
商品分析では他社の販売価格、ポイント倍率、販売量が表示される(クリックすると拡大します)

 はじめはひとつの商品から実験的に始めて、少しずつほかの商品も同様に仕入れの適正化を行う。その結果、全体を通して仕入れの適正化に成功。合計で1.5倍の売上増加につながった。

年間を通じた導入支援と継続的なメール配信で自走できる体質へ

 シンプルでわかりやすい操作方法が特徴のNintだが、導入時、さらには導入後の継続的なサポートでも着実な事業成長を支える。

「まずは、今後の並走に向けた目線合わせが必要です。キックオフミーティングでは、データを活用する目的や時期を定めた売上目標、現状ある課題を洗い出していきます。

 実際に導入した後には、月に1回の導入支援ミーティングを3ヵ月連続で実施し、企業ごとにカスタマイズした活用方法をレクチャーします。レクチャーにあたっては、最後に操作や活用のテストも行うため、実際に身についているのか、自走できる状態にあるのかを認識していただく機会になります。

 さらに半年後にもミーティングを行い、実際に売上が上がったなどの成功体験や目標に沿った活用ができているかといったヒアリングを実施します。その後、9ヵ月で更新をむかえるというスケジュールです。

 導入後なかなか結果が出ないといった場合でも、効果的な活用方法へ導くポイントを用意しています」(丸尾さん)

 契約更新までの間に複数回のレクチャーとミーティングを実施することで、実践的に使えるスキルをつけることが可能。加えて、メール配信による活用ポイントの共有も行われるため、導入後も客観的な視点でアドバイスを得ることができる。

「導入している企業ごとにカスタマイズしたメール配信も、月に1回のペースで実施しています。たとえばどこに成長機会があったのかなど、企業に合わせた活用方法をメルマガとして配信し、分析に取り入れていただいています」(丸尾さん)

 コロナ禍を経て、消費者にとってはオンライン上での商品の購入機会が増えた。その流れに乗ってEC 事業に参入する企業も増加。EC 市場はすでに飽和状態といえるだろう。この状況下では、正しいデータ活用が新しい売上を生み出しライバルとの差をつける。

「すでにお話したとおり、感覚や経験値に頼った仕入れと販促では、実際に獲得できるはずの売上に気づいていない可能性があります。すでに膨大なデータが備わっているNintは、効率的にモール全体の市場規模を把握し他社と比較、課題の顕在化が可能です。それにより、データ分析に必要不可欠な『自社を知る』『他者(市場など自社以外の情報)を知る』『比較する』『発見した差異からインサイトを見つける』といった作業を容易にします。

 効果的な打ち手を割り出すデータ活用で確実な売上および事業の成長をともに目指し、永続的に支援していきたいです 」(具さん)

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この記事の著者

ECzine編集部 藤井有生(フジイユウキ)

1997年、香川県高松市生まれ。上智大学文学部新聞学科を卒業。人材会社でインハウスのPMをしながら映画記事の執筆なども経験し、2022年10月に翔泳社に入社。現在はウェブマガジン「ECzine」で編集を担当している。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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