フォトレビュー数の多い商品は、購買率が高く返品率は低い傾向
――――Instagramの施策を行う際に、心がけていることはありますか?またInstagramを始めてから、反響や売上に変化はありましたか?
ネット上で弊社の商品を見かけた海外のユーザーから、InstagramやFacebookなどで問い合わせを受けたことが海外展開のきっかけでした。
弊社はSNSを運営するとき、ユーザーとのコミュニケーションに力を入れています。その際、ユーザーとは友達感覚で1対1でのやり取りを行うように心がけています。このような取り組みで、SNS上で口コミが広がり、自社ECへの流入や認知拡大にも繋がっていると思います。
――――ユーザーのレビューや投稿写真を活用した取り組みである「フォトレビュー」を始めたきっかけ、行った感想を教えてください。
情報洪水の中でユーザーが求めているのは、「自分に必要な情報だけ」だと思います。企業側の一方的な都合による情報発信は、ユーザーに受け入れられないケースが多いように感じています。特にECサイトの商品は試着ができないので、ユーザー側にきちんと情報を提供することが大事です。
「フォトレビュー」では、購入したユーザーが投稿した写真をECサイトに掲載し、投稿ポイントを付与したり、毎月フォトクィーンを選定しクーポンをプレゼントするなど、ユーザーが参加したくなるようなコンテンツになるよう工夫しています。実際にフォトレビュー数の多い商品は、購買率や顧客満足度も高く、交換返品率も低いです。
――――これから挑戦したいことや、今後の目標を教えてください。
日本市場に続き、台湾向け越境ECにも力を入れる予定です。また、SNSアカウントのほか、様々なチャネルを発掘し販路拡大にも注力していきます。今後も世界市場で競争できるアパレルブランドを目指します。