PayPayは、キャッシュレス決済サービス「PayPay」の登録ユーザー数が、2025年7月15日時点で7,000万人を超えたことを発表した。これは、日本の人口の半数以上、日本のスマートフォンユーザーの約3人に2人に相当するという(参照:総務省統計局「人口推計-2025年(令和7年)6月報-」および総務省「令和6年通信利用動向調査」)。そのうち、3,600万人以上が本人確認(eKYC)を完了しており、銀行からのチャージや出金、金融サービスの利用に活用されている。


決済取扱高12.5兆円 国内コード決済で高いシェアに
2024年度のPayPay単体の決済取扱高は12.5兆円、決済回数は78億回超で、国内のコード決済の約3分の2を占める(参照:キャッシュレス推進協議会「コード決済利用動向調査 2025年3月14日公表」)。キャッシュレス決済全体においても、約5回に1回が「PayPay」による決済だった(日本クレジット協会公表資料「月次調査:クレジットカード動態調査」、日本銀行「決済動向 2025年1月」、キャッシュレス推進協議会「コード決済利用動向調査 2025年3月14日公表」)。各金融サービスとの連携も強化し、日常的な決済手段として定着している。
全国銀行の国内振込件数の約5分の1がPayPay利用 コード決済における送金シェアは約96%
2024年のPayPay送金件数は前年比で1億回増となる3.8億回となり、全国銀行の国内振込件数の約5分の1規模となった(参照:全国銀行協会「2024年版 決済統計年報の内国為替取扱状況等」)。コード決済における送金シェアは約96%で、新規ユーザーの約半数は、送金の受け取りがきっかけで利用を開始していた。
