SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Academy(イーシージン・アカデミー)とは、自社ECのプロフェッショナルの育成を支援する講座の総称です。ECzine編集部が企画し、基本となる「2日でわかるEC構築・運営基礎講座」ほか、その時々のトレンドをいち早く学んでいただけるようテーマ別講座をご用意しています。

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のECzine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2022 Summer

2022年6月8日(水)10:00~16:50

「季刊ECzine」とは、年に4回、EC業界の重要ポイントだけをまとめてお届けする紙の雑誌です。ECの最新トレンドを取り上げた「特集記事」のほか、重要なトピックスに関する知識を上書き保存する「定点観測」、EC業界のニュースや記事を振り返るコーナーなど、自社のECビジネスを俯瞰していただく際のヒントになる内容が満載です。

季刊ECzine

2022年春号(vol.20)
特集「Refine CX ~EC起点のデータで創る次世代コマース体験~」

「季刊ECzine」購読者なら
誌面がウェブでも読めます

Z世代のZOZOテク社員が語る 中国EC最新トレンド

中国ECトレンドは日本にも活かせる? トレンドワードから日本流の新たな売りかたを考える

 EC先進国として、コロナ禍においても大きく成果を上げる中国。文化の違いはあれど、日本のビジネスにも活かせるポイントがあるのではないかと研究を重ねる株式会社ZOZOテクノロジーズの齋藤さん、楊さんが中国ECトレンドを紹介してきた当連載も、ついに最終回を迎えます。今回は中国ECトレンドをおさらいしながら、現在の日本のECに起きている変化をお伝えします。

 「Z世代のZOZOテク社員が語る 中国EC最新トレンド」と題して、これまで4回に分けて、中国のECトレンドをお話してきました。今回はまず、中国ECの傾向とトレンドワード・売りかたについておさらいするところから始めます。

中国ECの傾向

  1. 中国に根づいた文化をサービスとして展開
  2. 最前線のテクノロジーを活用
  3. ひとつのサービスの中ですべてを完結

中国ECにおけるトレンドワード・売りかた

  1. ソーシャルコマース
  2. ライブコマース
  3. 共同購入

 最終回となる当記事では、これまでお伝えした中国ECの動向を踏まえた日本のECの変化と、今後の展望を中国のトレンドに沿って解説いたします。

日本にも広がるソーシャルコマース プラットフォーム構築が鍵に

1. ソーシャルコマース

 第2回でもお伝えした、中国ECにおけるトレンドのひとつと言えるソーシャルコマースプラットフォーム。日本においても、SNSのようなソーシャル要素とECが結びついているサービスは、すでにいくつか展開されています。

 その中でもとくに有名なのが、「ショッピングSNS」と呼ばれる投稿型ソーシャルサービス「楽天ROOM」です。楽天ROOMでは、楽天市場で購入した商品の写真を撮影して投稿したり、気になるユーザーをフォローしたりすることができます。また、投稿型SNSとECが連動しているため、フォローした他ユーザーの投稿からそのまま商品を購入できる点も特徴です。

 同サービスでは、自身の投稿経由で商品が購入されると、ユーザーランクに応じた楽天ポイントが付与される仕組みとなっています。第2回の記事内で説明した「RED」同様、ユーザーランクの可視化とランクごとに付与されるボーナス率の違いを明記することで、投稿のモチベーションを上げています。

楽天ROOM ボーナスポイントの仕組み(2021年3月時点)

  1. 楽天アフィリエイトから付与される通常報酬:2~8%
  2. ROOMから付与されるランクボーナスポイント:Sランク3%、Aランク2%、Bランク1%、以下0%

1.と2.に応じたポイント付与を実施することで、ユーザーのランクアップに対する意欲を高め投稿を促進している(参照:楽天ROOM「ROOMランク」)。

 なお、スニーカーが好きなユーザー同士で交流を深めることができるEC「SNKRDUNK(スニーカーダンク)」も、ソーシャルコマースプラットフォームのひとつです。スニーカーを主に取り扱う同サービスでは、商品の購入はもちろん、自身のアカウントから写真や雑談を投稿することもできます。商品詳細ページでは、その商品に紐づく他ユーザーの投稿が閲覧できるため、スニーカーファン同士でコメントを送り合いながら、興味ある商品に関する情報を得ることができる点も特徴です。

 また、同サービスでは出品者と購入者の間に運営会社が入ることで精密な商品鑑定が行われ、本物と認められた商品のみが出品される仕組みも備わっています。これにより、ユーザーは安心して商品購入ができるのです。

 このように、日本でも近年ソーシャルコマースプラットフォームと言えるサービスが徐々に浸透していますが、認知から購入までひとつのアプリ内で完結できるサービスは、まだまだ少ないのが現状です。日本でソーシャルコマースの普及がなかなか進まない背景には、ECプラットフォームとSNS双方のサービス提供に踏み出せる企業がそもそも少ないことも挙げられます。

 中国のソーシャルコマースは、習慣や文化に合わせた独自の発展を遂げています。そのため、日本で同じようなサービスを成立させるのは難しさもあるのでしょう。しかし、シェアによって認知の輪を広げたり、他人とコミュニケーションしながら楽しく買い物ができたりといった「買い物のおもしろさ」を創出できるのが、ソーシャルコマースの特徴です。サービスの根幹を見つめ、すでに日本で成立しているサービスなども調べた上で、自国のユーザーが求める形で再現する視点も必要と言えます。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
商業施設が企業・ブランドと連動 日本で進むライブコマース活用

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
Z世代のZOZOテク社員が語る 中国EC最新トレンド連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

株式会社ZOZOテクノロジーズ 齋藤春奈(サイトウハルナ)

 2019年、ZOZOテクノロジーズに新卒入社。現在はWEARのプロダクトマネージャー、ライブコマース関連企画を担当。過去に自社メディア「ZOZO FashionTechNews」の中国関連記事のライティングなども担当。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

株式会社ZOZOテクノロジーズ 楊念(ヤンニエン)

 中国安徽省生まれ。大学時代、日中のコミュニケーションや言語学を研究。2020年ZOZOテクノロジーズ新卒入社。現在はZOZOTOWNのプロジェクトマネージャーを担当。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/8985 2021/04/06 07:00

Special Contents

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2022年6月8日(水)10:00~16:50

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング