「SNKRDUNK（スニダン）」を運営するSODAは、全国のフリマサービス利用者を対象に、フリマ取引の実態調査を実施した。結果は次の通り。
フリマ利用者の3人に1人がトラブル経験
調査の結果、フリマサービス利用者の30.9％が取引でトラブルを経験しているとわかった。購入者側でのトラブルが（14.5％）と最も多く、出品者側でのトラブル（8.4％）、購入・出品両方でのトラブル（8.0％）と続いた。
取引における不安事項は、「偽ブランド品・偽造品が届く」が60.9％と最多。偽ブランド品・偽造品購入の経験有無にかかわらず、偽物が出回っている現在の環境を、多くのユーザーが不安視していることが判明した。
偽造品の増加を実感しているユーザーは65.8％にのぼり、実際に19.6％が偽造品を購入した経験があると回答。そのうち、購入時には偽造品と認識しておらず、後から判明する無自覚購入のパターンが大半を占めていた。特にZ世代では約4人に1人が偽造品を購入した経験を持つ結果となった。
80％超が「偽物と知れば買わない」と回答も、若年層ほど“安くてよければ買う”という意識が強い傾向
「正規品より安く購入できても、偽造品とわかっていれば購入しない」と回答した利用者は全体で80.2％となった。
一方で、10代〜20代では「安ければ検討する」とする割合が他世代より高く、倹約のための代替手段「Dupe Culture（デュープカルチャー）」が一部浸透していることがわかった。
約60％は偽ブランド品・偽造品購入の被害を防ぐために「鑑定付きサービス」を利用
偽ブランド品や偽造品の被害を防ぐ手段として、「出品者の評価確認」「極端な安さを避ける」が上位になり、個人の判断や出品者情報に依存してしまっている実態が明らかになった。しかし、約60％は「鑑定付きサービス」を利用しており、フリマ取引における真贋保証が注目されている様子もうかがえた。
調査概要
- 調査期間：2025年6月
- 調査対象：全国のフリマアプリ・フリマサイト利用者
- 有効回答数：4,265名
- 調査方法：インターネットアンケート調査
