LINE広告を運用するときのポイントが知りたい!
[質問者] LINE広告の導入を検討しているBさん
[回答者] LINE株式会社 アカウントマネジメントチーム 佐藤雄亮さん
Bさん LINE広告の活用を検討しているのですが、まずは何から始めたら良いでしょうか?
佐藤 広告配信における自社の課題と目標を明確にするため、ビジネスゴールから設定しましょう。LINE広告における配信の目的は、「ウェブサイトでのコンバージョン」「アプリでのコンバージョン」「ウェブサイトへの送客」「LINE公式アカウントの友だち獲得」と大きく4つあります。この中から、自社の課題に合わせた配信目的を設定し、コンバージョン目的であればCPA、送客目的であればCPC、友だち獲得目的であれば、友だち1人あたりの獲得に要した単価をメインのKPIとして定めます。KPIをあまりに低すぎる単価に設定した場合は、配信ボリュームが伸びず獲得数が少なくなりますので、獲得数とのバランスを見ながら最適な単価を設定する必要があります。
Bさん KPIを設定した後の運用方法についても教えてください。
佐藤 実際に配信を行い、KPIへの達成状況に応じて運用アクションを行います。運用アクションには主に「入札」「ターゲティング」「クリエイティブ」の3つの要素があり、入札とターゲティングを調整して配信ボリュームをコントロールしながら、クリエイティブでCTRやCVRの改善を図っていきます。
Bさん 入札の調整は難しそうなイメージがありますが、LINE広告の入札方法はどのようなものですか?
佐藤 LINE広告の入札方法には手動入札のほか、あらかじめ設定した単価や予算内で入札額が自動調整される自動入札から選ぶことができます。KPIとして設定した単価を入力するだけで、細かな入札調整は必要ありません。しかし、配信実績が設定した単価を上回る場合は、自動的に調整が入り配信が抑制されるため、目標としていた獲得数に達しないケースがあります。その場合は、ターゲティングを広げたり、クリエイティブを改善したりして、獲得数を伸ばしていく必要があります。