Shop Nowカタログ作成のコツは
「何より見栄えにこだわること」
――カタログ作成において、Shop NowとGoogleショッピングのデータフィードにタイトルをつけるとき、何か違いはありますか?
ユーザーからどのように見えるのかという特性を考えることが重要です。Googleショッピングは検索連動型なので、タイトルなどを作るときは、ユーザーに対する見栄えと、どれだけ検索クエリにヒットするワードを作ることができるかという、SEOに近い観点のふたつがポイントになります。
一方、Shop Nowは検索とは連動していないので、何より見栄えにこだわることが大事です。たとえば、自社ブランドの商品のみを販売しているメーカーの場合、そのアカウントで投稿する商品は確実にそのブランドのものなので、タイトルにはブランド名を入れる必要はないかと思います。かたやセレクトショップであれば、色々なブランドの製品を扱っているので、それぞれのブランド名をタイトルに入れたほうが各ブランドのファンに認知してもらえるかもしれない。こんな風にShop Nowでは、ユーザーに訴求したい情報は何なのかをタイトルに反映させることがポイントになります。
――製品タグをタップした後に表示される画像については、通常のECサイトで使用しているものとは別に用意したほうがいいのでしょうか。
弊社のユーザーさんでも、現状はECサイトと同じ画像を使っていらっしゃるケースがほとんどですね。ですが、ブランドや企業の世界観を表現するという意味では、タグを押した後に表示される画像もInstagram用に用意された画像が表示されるというのが理想ではないでしょうか。なかなかそこまで手が回らない、というのが現状だと思いますが。
――“世界観”がInstagram運用におけるキーワードのひとつになっているように思いますが、世界観を表現するときのポイントはありますか?
PR色をどこまで出していくか、という点だと思います。こういうコーディネートがありますよ、こんな新製品を出しました、といった投稿はこれまでも皆さんやってきているので、その流れの中でタグをつけることはもちろん可能です。
ただ、そのタグからECサイトに飛べることを便利になったとポジティブに捉える方もいれば、タグによって押し売りされているようだと感じる方もいるかもしれません。ですので、全投稿のうち、どれだけの投稿にタグ付けをするのか。タグ付けをした投稿を違和感なく見てもらうためにはどうしたらいいのかなどのバランスは、慎重に考えていく必要があると思います。