Shop Now導入1週目からインスタ経由のセッションが130%増
2週目ではCVに至った事例も
――そのほかに、カタログ作成にあたって気をつけなければいけないことはありますか?
在庫がない商品に関する対応には注意が必要です。販売が終了している商品のタグが残っていると、ユーザーがタップして商品ページに飛んでしまう可能性があるので、タグを削除しなければいけません。現在は、カタログから商品を削除すると、そのタグが自動的に外れる仕組みになっています。
このようにタグを削除するなど、カタログに関する一連の作業をすべて手作業で行っていただくこともできますが、弊社のサービスをはじめとしたデータフィード管理ツールを使用することで、ECサイトで販売している商品とカタログが、1日数回の更新で同期されている状態を作ることが可能です。商品点数などの各ブランドや企業の状況によって、自社で行うか、データフィード管理ツールを使用するか、ご判断いただくのがよいかと思います。
あとはShop Nowから遷移したことがわかるよう、効果測定用のパラメータの設定を行うことですね。どれだけのインパクトがあったのかをあとで分析するためにも、忘れず行いましょう。
――すでにShop Nowを導入し、効果が出ている事例などはありますか?
スタージョイナスが運営するセレクトショップ「FIGURE」では、1週目からInstagram経由のセッションが130%増加、2週目ではコンバージョンも発生しました。
――松下さんから見て、スタージョイナスさんが導入1週目から成果を上げることができた要因は何だと思いますか?
Shop Nowを導入してすぐに、投稿の画像やカタログの写真などの細部までこだわるというのは、なかなか難しいと思います。スタージョイナスさんも、いままでのInstagramの活用路線は変えずに、タグを追加したという状況だと思いますので、まずはシンプルに実装するだけで流入は伸びるはずです。
また、投稿の左端にあるShop Nowを示すマークに気づいていない方もまだまだいらっしゃると思うので、このマークをタップすると、タグが登場して、さらにここを押すとECサイトの商品ページに飛びますよ、という手順を示した動画をストーリーズで流していた方もいらっしゃいました。何かしらの方法で、Instagramから商品を購入できるようになったことを伝える必要もあると思います。