知知名度と需要の高まりを感じるAmazon Pay
対応サイトは今後も増えていく
――現在、EC事業者の間でAmazon Payはどのように認識されているのでしょうか。
毛塚(アイピー) ここ最近、Amazon Payの知名度が大きく高まってきていると感じます。少し前までは、サービスの概要についてのお問い合わせが多かったのですが、今はもう導入を前提としている方が大半で、「どうすれば導入できるでしょうか」、「導入にかかる費用と期間を具体的に教えてください」といった内容に変わってきています。
田中(IFS) KEYUCA様の事例もあり、導入したいというお問い合わせも多くいただいています。事業者側にとっては、やはり自社で顧客情報を持てるのが最大の強みだと思います。古い話ですが、たとえば江戸時代は「店が燃えても台帳だけは抱えて逃げろ」なんて話もあるくらい顧客名簿は大事でしたよね。ましてや現在は、MA(マーケティングオートメーション)やCRM(顧客管理システム)といったシステムが数多くあり、資産さえあれば顧客情報の活用の仕方はいくらでもあります。これから、企業が顧客情報を獲得するのを支援したり、マーケティングに活用するサービスを採用するECサイトはどんどん増えてくるだろうと感じています。
毛塚(アイピー) おっしゃるとおりですね。新しい仕組みの導入は、規模が大きいサイトほど苦労するでしょうが、それでもAmazon Payに関しては導入しない理由が見つからない、と私も思います
――今後のご展開についてお聞かせください。
藤田(KEYUCA) 取扱サービスをより充実させ、実店舗と遜色のないECサイトにしたいと考えています。具体的には、家具やラグのオーダー対応や、タオルやベビー用品への名入れサービスなど、細かいけれど人気のある商品がまだECサイトでは販売できていません。それらもきちんと扱えるようにしていきたいですね。
毛塚(アイピー) KEYUCA様のサイトでは、あくまでEC-CUBEとの連携を前提で構築しましたが、他のシステムでもAmazon Payを利用できる仕組み作りに挑戦したいと思っています。
KEYUCA様では、当社の想定以上の効果が出ており、改めてAmazon Payの持つ潜在顧客の大きさを感じます。また、Amazon様からは、効果的なボタンの配置や説明文など、とても多くのフィードバックをいただいていますので、それらを反映してより効果的なAmazon Payの仕組みを、より多くの事業者様に利用していただきたいと考えています。(了)