記事種別

老舗アパレルが取り組んだ、メルマガ+ヒートマップ分析 ユーザー属性に応じた「接客」をするために

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • プッシュ通知を受け取る

スピードが求められるEC運営 手作業でもできることから

 最近のECサイト運営では、ユーザーのセグメント別データ分析から施策の運用まで、その運営業務の難易度は確実に上がってきています。

 しかし、それぞれの業務領域において、最先端のノウハウをキャッチアップし、実践していくことは、コスト面でもマンパワーの面でも大変です。新しいメソッドに従ったECサイト運営がどうあるべきか理解できていたとしても、それが実践できずに焦りを感じているECサイト運営事業者が多いのが実情です。

 エディー・バウアー・ジャパンは、まずは自社で保有する顧客の属性データを活用して、手作業によるプロセスを経て、ECサイト上での接客の質の向上に一歩踏み出しました。手に余る重厚なツールの導入の検討に半年費やすよりも、ずっと価値ある行動です。

 いま、デジタルマーケティングの世界で求められているのは、「実験を何度も素早く繰り返すスピード感」です。エディー・バウアー・ジャパンは、人気の老舗ブランドであっても、接客の質の向上のためには、スピード感を重視しなければならないと考えているのです。

スピードEC運営を実現するための、ツール選びのコツ

 最後に、エディー・バウアー・ジャパンのように、“スピード感”を重視したサイト改善を行いたい読者の皆さんのために、ツール選定のコツをご紹介します。

 Webマーケティングツールがこれまで、ECサイト運営事業者にとってどのようなものだったかと、本当はどのようなものでなくてはならないかを比較したのが下記の表です。

これまでのツール あるべき姿
  • 各ツールを使いこなせない
  • 各ツールから出てくるデータの連携はカスタマイズ対応
  • データ分析から効果の上がる施策実施、さらには、効果検証まで、多くの工数を要するので、ECサイトを運営しながらPDCAサイクルをまわすことが困難
  • 顧客をセグメントにわけて対応しようとすると、高額なカスタマイズ費用と、ランニングコストが必要
  • 個別のツールを直感的に使いこなすことができる=UIが優れている。
  • ツール間のデータ連携が簡単
  • ツールから得られたデータを使って、施策の実験をどんどん実施して、すぐに効果検証ができる
  • 簡単、かつ低コストで顧客をセグメントに分けて対応できる
ECサイト運営事業者にとってWebマーケティングツールはどうあるべきか

 図の左側のツールを選択すると「時間」を失い、右側のツールを選択すると「時間」を手に入れることができます。「とにかく早く実験して、次に進みましょう」。それが、筆者が読者の皆さんに伝えたい、この連載の最後のメッセージです。

 6回にわたって書かせていただいた、ECサイトにおけるヒートマップ活用術も今回が最終回となります。皆様のECサイトの売上アップに僅かでもお役に立てましたら、幸いです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • プッシュ通知を受け取る

バックナンバー

連載:ヒートマップでECサイトのCVRアップ

2016年03月の人気記事ランキング

All contents copyright © 2013-2020 Shoeisha Co., Ltd. All rights reserved. ver.1.5