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【ハイブリッド開催】ECzine Day 2025 Winter

2025年2月4日(火)13:00~18:45

EC業務に変革をもたらすAI 共存の先に見えるものとは

AI導入を妨げる小さな誤解 セールスフォース「Commerce Cloud」GMが最新動向を語る

なぜAI導入が進まない? 最初の“入口”が肝心

──海外では、既にAIとデータを掛け合わせた取り組みが積極的に行われているそうですが、具体的な事例を教えてください。

Bucher たとえば、米国の高級百貨店チェーンであるサックス・フィフス・アベニューが良い例です。同社は、Agentforceをカスタマーサポートシステムに統合し、顧客体験を改善しています。

 カスタマーサポートには、注文の追跡や返品、商品情報をはじめ、顧客から毎日のように多様な問い合わせが集中します。そこで、サックス・フィフス・アベニューは、Agentforceによって問い合わせ対応の効率化と質の向上に取り組んでいるのです。結果的に、顧客の待ち時間が大幅に短縮されています。

──日本でも、AI活用は注目を集めています。様々な分野で活用事例が徐々に増えてきました。とはいえ、一歩踏み出せないケースも少なくありません。そんな企業がAI活用を進める上で、何が必要なのでしょうか。

Bucher 日本のビジネスマンの中には、導入したAIが効果を発揮し自社の収益向上に貢献するには、多くの時間とコストがかかると思っている人もいます。実際には、小さな業務改善から始めれば良いのです。AIがどのようなメリットをもたらすのか、実感できるでしょう。

 たとえば、「特定のターゲット層に合わせて商品説明を出し分ける」「売れ筋の商品をより効果的にプロモーションするために、実店舗が行うべきアクションを質問する」といった施策に、AIを活用できます。

 一見すると、ささいな変化に思えるかもしれません。しかし、その積み重ねによって、大幅な業務効率化と収益増加が期待できます。

──こうした取り組みの実現を、セールスフォースはどう支援していくのでしょうか。

 当社は、今後も世界中の企業をサポートしていきます。そのために、すべての主要地域でサービスをタイムリーに提供できるよう、努力を続けます。

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この記事の著者

ECzine編集部 藤井有生(フジイユウキ)

1997年、香川県高松市生まれ。上智大学文学部新聞学科を卒業。人材会社でインハウスのPMをしながら映画記事の執筆なども経験し、2022年10月に翔泳社に入社。現在はウェブマガジン「ECzine」で編集を担当している。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://eczine.jp/article/detail/16054 2025/01/23 07:00

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