始まりは自己分析から 「客観的評価」を進める3ステップ
1. 自己分析を行う
まずは自己分析をしてみましょう。「自分は、ブランドとして何を成し遂げたいのか?」「お客様にどのような影響を与えたいのか?」など、自問自答してみてください。企業に所属する場合、組織としてやらなければならないこともありますが、まずは自分のやりたいことを棚卸しした上で上記の質問について考えてみましょう。
特に忙しいと多くの人が自己分析を怠ってしまいますが、自分の本当の目標や目的を理解することが、客観的な評価への第一歩になります。
2. 身近な人に評価をしてもらう
次に、自分が信頼できる人に「自分はどんな人間か?」と質問し、良い点も悪い点も含めて評価をしてもらいましょう。一人で事業をしている場合は、友人やビジネスの相談に乗ってもらっているメンターに、企業に所属する場合は仲の良い同僚に、といった具合です。
他者は、自分にとって当たり前すぎて見落としていることに気づかせてくれます。フィードバックをもらい、自分の分析と他社の分析双方を確認して合致している点とそうでない点を見比べれば、より正確な自己評価ができるようになります。
3. 他人の評価を素直に受け入れる
2. の延長線ですが、他者からフィードバックを受け取る際は必ず素直に受け入れる姿勢をもちましょう。自己評価と他者評価にズレがある人によく見られるのが、「人の話を聞かない」という傾向です。これは個人の性格も関係しますが、他者評価はひとまず受け入れる姿勢をもってみると、自己の客観視がよりしやすくなります。
これらのステップを実践すれば、正確な自分の「現在地」の理解が進み、適切な努力の方向が見えてくるはずです。なぜ自分は結果を残せないのか、もっと評価されても良いはずなのにと思う人ほど、今一度このあたりを見直してみてはいかがでしょうか。
結果につなげられる人に共通する「ある姿勢」とは
「客観的評価」を経た上で重要となるのは、「行動」です。しかし、ただ思いついたことを行動に移しても意味はありません。求められるのは「徹底的な行動」です。
アイデアやアドバイスをもらったり、方法論を学んだりしても、それらを「得た」ことに満足してしまい、実際に行動につなげられていない人は非常に多いです。また、仮に行動したとしても、自分の中で咀嚼しきれておらず「とりあえずやってみた」程度に留まってしまっているケースも見受けられます。
ここで僕が伝えたいのは、行動にもレベルの差があり、結果につなげられている人には必ず「徹底的に実行する姿勢」が存在するということです。つまり、ここでの表現上は抽象的ですが、「徹底的な行動」が必須だといえます。
では、何をもって「徹底的な行動」といえるのか。ここからは「徹底的な行動」に必要な要素を解説します。