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ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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ECzine Day 2024 June

2024年6月6日(木)10:00~17:40(予定)

ECホットトピックス(AD)

コロナ禍で海外からの売上4倍!タグ1行でウェブインバウンド対応「WorldShopping BIZ」

「日本からのまとめ買い」で海外ユーザーの客単価は1.5倍〜3倍!

 EC事業者側の負担は、初期費用3万3,000円、月額5,500円(いずれも税込)のみ。配送料は海外ユーザーが負担している。D2Cをはじめ、ダイレクトなつながりがあるファンとはいえ、割高な海外への配送料を負担してでも買ってもらえる商品の特徴とは。

 「2020年1月~12月の期間におけるWorldShopping BIZ導入企業様の販売データから、高額商品のランキングを出してみました。1位と2位は、世界規模で人気があるゲーム・アニメ作品のトレーディングカードでした。また、ハイブランドのバッグも2位と4位にランクインしています。腕時計・ギター・家電製品等も含め、日本の中古品市場の製品は偽物が少なく、状態も良いということから海外からの注文が多いのが特徴です。機会損失を防ぐのが目的ですから、海外販売用に別途商品開発を行っているわけではなく、日本で販売しているものがそのまま海外でも売れているのがWorldShopping BIZ導入企業様の傾向です。

 アパレルアイテムについては、注文は欧米から入っているけれども、ご注文者様を確認するとアジア系のお名前だったりします。現地では欧米人向けのサイズ展開にお悩みなのかもしれませんし、海外展開をしているブランドであっても、日本に流通しているものが正規品であるという信頼があります。まとめて購入することでコストパフォーマンスが良いという判断でしょう。まとめ買いの影響もあり、導入企業様に確認したところ海外ユーザーの注文単価は、日本のユーザーと比較して1.5倍〜3倍になっているようです。

 WorldShopping BIZでは、ご導入いただいている別のECサイトをまたいでのご購入であっても一度にまとめて配送し、海外配送料を抑えることも可能です。日本と季節が逆の国からオフシーズンのアイテムの注文が入り、余剰在庫の削減に貢献する場合もあります。 また今後は、海外ユーザーのオーダー履歴からECサイトをレコメンドする仕組みも検討しています」

 なお、商材によっては輸出規制品目である場合やECサイト側で商品ごと、一部の国には出荷NGのルールを設けている場合もある。WorldShopping BIZの管理画面上で該当商品を管理し、ノーコードで簡単に除外設定が可能だ。たとえば、複数のブランドを抱えた大手百貨店や商業施設等のECモールでは、傘下のブランドがすでに海外進出していて現地法人がある場合などがあるからだ。WorldShopping BIZでは、こうした個別の契約に準じて、商品単位やブランド単位で特定国のユーザーの購入を制限することが可能だ。

海外モールへの出店は自社ECサイトのデータを見てからでも遅くない

 海外販売と言えば、11月のセール期間に数兆円の流通総額を売り上げる中国のアリババや、欧米を中心にグローバルに展開するAmazonなど、大手モールに出店する選択肢もある。

「ブランドを重視する企業様は、自社ECの世界観を大事にしたいためモール出店には慎重な企業様も多いのですが……。そういったご相談があれば、ヒト・モノ・カネの余力があればやったほうが良いです、というアドバイスをさせていただいています。すでにアリババのCtoCモールで並行輸入品が販売されていたら正規ルートで出店したほうがブランドのためにも良いですし、Amazon.co.jpに出品しているのであれば、FBAを利用したり在庫の一部を海外販売に割く形で始めることができるからです。

 一方で、WorldShopping BIZのコンセプトは、今すでにECサイトを訪れている、購入意欲のある海外ファンの機会損失を防止することです。まずはWorldShopping BIZから始めていただき、そのデータを参考に本格的な海外販売を始めるという順番でも良いと思います。2020年10月より、WorldShopping BIZ導入企業様に『ショップダッシュボード』β版の提供を開始しました。国別のアクセス傾向やアイテムの売れ行き、カテゴリ別データなどをご覧いただけます。ぜひご活用ください」

『ショップダッシュボード』β版の管理画面例

 ダッシュボードで全体の傾向をみると、流入経路はInstagramやPinterestが増えていると言う。ECサイトの翻訳をハードルが高いと考えるEC事業者は少なくないだろうが、海外ユーザーは画像がメインのSNSでファンになり、そこからECサイトに流入し、サイズなど最低限の情報を自ら翻訳をかけて購入を判断している様子がうかがえるそうだ。そのためジグザグでは、「SNSの投稿は国内向けの運用そのままに、ハッシュタグだけ多言語を追加してみては」といったアドバイスを行っている。

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この記事の著者

ワダ スミエ(ワダ スミエ)

2013年11月11日〜2023年3月31日までECzine編集部在籍。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://eczine.jp/article/detail/9146 2021/05/31 11:00

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