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自社ECで利用される決済方法はどう変化したのか 2020年、◯◯Pay時代を迎えるためのおさらい

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Amazon Payがここまで普及した理由とは? ECモールが自社ECにもたらしたメリット

 ではなぜ、Amazon Payが自社ECでこれほどまで普及したのでしょうか。利用者にamazon.co.jpのポイントが付与されるわけでも、記憶の限り、生活者へのCMなどメディア露出が格段に多かったわけでもありません。

 ここまで普及した理由のひとつとして、ECモールの利便性を自社ECで活用できた、最初のサービスだったことがあるだろうと推察します。

 Amazon Pay登場以前は、自社ECでは、初回商品購入時には配送先住所や決済情報など、多くの情報入力が必要であり、それが障壁となっていました。

 決済手続き前には「会員登録して購入完了すると◯◯ポイント贈呈!」といったショップ様のプロモーションや、システムは入力エラー発生時にリアルタイムでエラーメッセージを出力する、などさまざまな手法を取っていました。ひとえにこれも、初回購入時の入力の煩雑さが購入意欲を削ぎ、カゴ落ちにつながる障壁をいかに乗り越えていただくかを、さまざまな手段で解決していました。

 せっかく魅力的な商品を自社ECで発見しても、ご注文手続きなど購入へのハードルが高ければ「買いたい!」と思う気持ちが下がってしまいます。

 futureshopでAmazon Payを利用した方はご存じかと思いますが、Amazon Payではamazon.co.jpに登録済のクレジットカード、送付先情報などの会員情報を最短2タップで呼び出すことが可能。自社ECの初回購入時でも格段に簡単に、すばやく買い物を完了できます。これがAmazon Payが自社ECでも普及した大きな理由ではないでしょうか。

 しかも、amazon.co.jpアカウントには住所や決済情報といった、自社ECでの購入時に必要な情報が必ず登録されていたことも、利用時に煩雑さを感じさせないという点で優れたサービスだった、とも言えるでしょう。もし、いずれか情報が登録されておらず、毎回追加で情報を登録しないといけなかったとしたら、ここまで利用率が高まったとは考えづらいです。

 特に、近年はSNSで商品を見つけ、欲しい!と高まった気持ちのまま、すぐにECで購入する流れも加速しています。その際、「決済手続きが面倒だから」などの購買意欲を削ぐ障壁はなるべく排除したいもの。そんな時にも、Amazon Payが活用できます。

futureshopでAmazon Payを利用した場合の画面遷移図。ECプラットフォームによって、実装方法が異なるため、同じAmazon Payでも入力項目等が異なる場合があります。

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連載:数字で見る自社EC

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