リピーターを生むために欠かせない「CRM」という考えかた
こんにちは、アラタナの林田です。いよいよ本連載も大詰めになってきました。これまで、新規の通販事業進出を考えている担当者が何をしないといけないのか、構築から集客について論じてきました。
前回までの復習はこちら
- 第1回:これから自社ECを始める企業が、肝に銘じるべき3つのポイント
- 第2回:[RFP作成12のポイント付き]失敗しない自社ECサイト構築、4つのステップ
- 第3回:オープン直前で陥りがちな失敗事例と備えておくべきこと
- 第4回:自社ECサイトのリニューアル、失敗せず効果を最大化する3つのポイント
- 第5回:ECサイト集客の「入口」でおさえておきたい5つの主要チャネルとその特徴
- 第6回:EC事業者向けリスティング広告おさらい 基本で重要な3つのポイント
- 第7回:自社ECサイトのコンテンツマーケティングは「商品詳細ページ」を作りこむべし
- 第8回:ECサイトのCVRを上げるには 「お客様を知る」Googleアナリティクス活用法
- 第9回:Googleアナリティクスでお客様の「質」を知り、ECサイトのCVR改善につなげる方法
- 第10回:ECサイト改善、CVRが向上した3つの事例:お菓子、音響、アクセサリーECで打った施策とは
今回は、新規集客の先にある「CRM」と呼ばれる考えかたと、通販事業における重要性、具体的なアクションプランについて述べていきます。
CRMとは
そもそも、CRMとは何のことを指すかご存じでしょうか。CRMとは Customer Relationship Management(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)の略で、日本語に訳すと「顧客関係管理」です。なんだか、わかるようでわかりにくい言葉ですよね。
お客様との関係を管理すると、通販の売上にどうかかわってくるのか……。このCRMという言葉の意味さらに落とし込むと、お客様との継続的な関係を通して、売上や利益、さらには企業価値の最大化を目指すというマネジメント手法と言えます。
この「最大化」が、後々重要になってきますので覚えておいてください。