こんにちは、アラタナの山口です。本連載ではこれまで、EC市場の状況から構築・リニューアルのポイント、さらに集客に関して説明してきました。
前回までの復習はこちら
今回からは、「CVR(コンバージョンレート)を上げるには」にフォーカスを当てていきたいと思います。
CVRとは
CVRとは、Conversion Rate(コンバージョンレート)の略です。Conversionとは、変換、転換、交換などの意味ですが、Webサイトでは、獲得できる最終的な成果のことを指します。ECでいうと「注文」「会員登録」「メルマガ登録」「お問い合わせ」などに当たります。
Rateは割合ですから、CVRはサイトを訪問したユーザーのうち、成果に至った数の割合を指します。
今回はECサイトが対象となるため、注文完了をConversionとして説明していきます。
CVRが計測できているかを確認
初歩的なことですが、そもそもGoogleアナリティクスでCVRが計測できるように設定がされていないケースが意外と多いです。
Conversionとして計測するポイントを決めたら、まずはCVRが計測できるようにGoogleアナリティクスで「目標設定」と「eコマース設定」をする必要があります。
これらが設定されていないと、今どれくらいのCVRがあって、目標を達成するためにはCVRをどれくらい上げないといけないのかの試算ができません。
確認方法は、以下のとおりです。
GoogleAnalyticsにログイン後、以下で数値を取得できているか見てください。
【コンバージョン>目標>サマリー】もしくは【コンバージョン>eコマース>サマリー】
これらを計測するには、ECサイトへタグの設置が必要です。設置方法はASPカートや構築パッケージごと異なるため、不明な点があれば、それらの提供会社や制作会社にお問い合わせください。
まずは、GoogleアナリティクスでCVRが計測できているかを確認し、設定ができていない場合はGoogleアナリティクスの設定を行うことから始めましょう。