ソニーの関連上場企業、エムスリーとエニグモをチェック!
ソニーのネットビジネスの中核を担っているのは、ネット接続サービス「So-net」を運営しているソネットだ。同社は2005年に上場したものの、ソニーの完全子会社になったことで12年に上場を廃止している。そのほかに、関連会社にしているのが、エムスリーとエニグモである。エムスリーはソネットの子会社としてスタート。エニグモは06年に出資したことで関連会社になった。
ソニーは15年度の決算で、22億円の持分法投資損益を計上している。これは関連会社の純利益を、出資割合に応じて決算に取り込むものだ。最終赤字だったエニグモは足を引っ張った形だが、黒字だったエムスリーは、ソニーの利益に貢献したわけだ。
エムスリーは、翻訳センター(2483)と日本メディカルネットコミュニケーションズ(3645)を関連会社にしており、同じように両社の利益を取り込む。つまり、ソニーは間接的に、翻訳センターや日本メディカルネットコミュニケーションズとも接点があるということだ。