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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzine Day 2016 Spring レポート(AD)

ブレインパッドが語る「顧客に寄り添うECサイトマーケティングを実現するには」

ビッグデータの活用により、「誰が」「何を」買うかは予測可能に

 林さんは、One to Oneマーケティングを「顧客1人ひとりをよく知り、それぞれのニーズに合わせた個別のアプローチを展開する手法」と定義。顧客をよく知るための手段のひとつが、データ分析だ。

 One to Oneマーケティングにおける主なデータ分析のアプローチ手法として、この商品を誰が買うかを予測する「オファーセントリック(商品中心)」と、顧客が望むものを予測する「カスタマーセントリック(顧客中心)」のふたつがある。

 「オファーセントリック(商品中心)」を用いれば、たとえば、購入確率(スコア)による絞込みによって、キャンペーンROIを最適化し、手堅いキャンペーンが行えるだろう。「カスタマーセントリック(顧客中心)」なら、顧客の趣味、関心や行動によるレコメンドに加えて、人気商品、注目商品、商品軸からも、複数のパターンを提案できる。

 いずれの予測も、データマイニングや機械学習等を用い、予測モデルという数式を構築して行われている。噛み砕いて言えば、「Y=AX+B」のような式を作り、そこに顧客Aのデータを入れると、顧客Aが次に何を買うのかが予測できるようにするのだ。EC・通販業界でよく用いられるRFM分析は、R(Recency=最新購入日)、F(Frequency=購入頻度)、Monetary(購入金額)の3つの指標を用いた予測方法だ。テクノロジーを活用すれば、数千の指標から予測できるようになっている。

 予測の精度は、データベースが左右する。トランザクション、Webログ、ソーシャルメディア、アプリから取得したジオフェンシングデータなど、多種多様なデータを顧客IDで紐付け、「データマート」として一元管理する必要がある。

 「ビッグデータを活用することで、『誰が』『何を』買うのかは予測できるようになってきています。『何を分析して、どう活用したいか』が明確か否かで、成果も大きく変わってくるのです」

【講演資料DL】顧客に寄り添うECサイトマーケティングを実現!ECで必要な考え方とは?

先日開催されたECzine Day 2016 Spring内でのブレインパッドの講演で使われた資料(一部抜粋版)です。EC市場の最新動向や、ECビジネスで利益を上げるためのポイントを解説しており、ECに携わる方にはおすすめの内容になっています。ぜひご一読ください。ダウンロードはこちら

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