「ファストレンド」は、事前調査で「アパレルショップで働いたことがある」と回答した男女188人と、事前調査で「アパレルショップで働いたことがない」と回答した男女400人それぞれに、「アパレルショップでのサービス」に関するアンケートを実施し、結果をサイト内にて公開した。
女性の71%が店員からの声かけは「ない方が良い」
まずは男女400名に、商品を見ている時に店員さんからの声かけがあったほうが良いかについて聞いた。
その結果、女性の71%、男性の64.5%が「ない方が良い」と回答。男女ともに、アパレルショップで商品を見ているときに声をかけないでほしいと思っている人が多いことがうかがえる。
それぞれの回答者に、その理由についてもたずねた。
「ない方が良い」と回答した理由では、「話しかけられたら焦ってじっくり見られないから」や、「何か買わないといけない雰囲気になるから」などがあった。
一方で「あった方が良い」と回答した理由では、「迷っているときにアドバイスしてもらえると助かるから」などがあった。
出口まで購入品を持ってくれるサービス、女性の85.5%が「必要ない」
続いて男女400名に、出口まで購入品を持ってくれるサービスは必要だと思うかについて聞いた。
女性の85.5%、男性の83%が「必要ないと思う」と回答した。男女ともに大半が、出口まで購入品を持ってくれるサービスは必要ないと思っていることがみてとれる。
それぞれの回答者に、その理由についても質問したところ、「必要ないと思う」と回答した理由としては、「そこまでしてもらうのは申し訳ないから」や、「大袈裟で恥ずかしく感じるから」などがあった。
一方「必要だと思う」と回答した理由では、「接客が丁寧でリピートしたい気持ちになるから」などがあった。
利用する消費者からはあまり必要だと思われていない「出口まで購入品を持ってくれるサービス」だが、アパレル店員さんはどういった意図でこのサービスを行っているのか。
まず、事前調査で「アパレルショップで働いたことがある」と回答した男女188人に、消費者が購入した商品を出口まで持って行くサービスを行ったことがあるかについて聞いた。
その結果、51.1%と約半数が、消費者が購入した商品を出口まで持って行くサービスを行ったことがあった。
「行ったことがある」と回答した人に、そのサービスをしている理由について聞いた。
その結果、「消費者にVIP感を持ってもらうため」や、「そのほうが丁寧だと思うから」などの理由があった。しかし「自分はされたくない」と思っている人も少なくなかった。
調査概要
- 調査期間:2021年11月12日 ~ 2021年11月19日
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集計対象人数:
調査1~4:事前調査で「アパレルショップで働いたことがない」と回答した男女400人(20代以下、30代、40代、50代、60代以上、男女各40人)
調査5・6:事前調査で「アパレルショップで働いたことがある」と回答した男女188人