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季刊ECzine vol.18定点観測

各社で進む広告掲載面の多様化 運用型広告にも求められるOMO視点


 EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。アナグラム田中さんに、運用型広告について聞きました。 ※本記事は、2021年9月24日刊行の『季刊ECzine vol.18』に掲載したものです。

重要度が増すフィード活用 YouTubeのテスト内容にも注目を

 今回はまず、Googleが2021年5月27日に開催した「Google Marketing Livestream 2021」から、EC事業者にも関連するアップデートをふたつ紹介する。ひとつめは、すでに一部の広告主に提供されていた「パフォーマンス最大化キャンペーン」だ。ひとつのキャンペーンを作成するだけで、検索広告・ディスプレイ広告・ファインド広告(Discover・Gmail・YouTube)・ローカル検索広告への配信を自動化できるようになる。

「パフォーマンス最大化キャンペーンは、多くの広告作成・管理を集約できる可能性を秘めています。効果については未知数ですが、『広告に時間をかけることができない』『コストを抑えながらも、あらゆる場所に広告を配信したい』といった事業者の業務効率化を促進できるでしょう。EC運営に欠かせないショッピング広告はこの中に含まれていませんが、管理するキャンペーンが『ショッピング広告』と『それ以外の広告』のふたつにまとまるだけでも大きな進歩です」

 2021年後半のリリースを予定している同キャンペーンだが、配信できる広告のコントロールがどの程度可能かといった情報はまだ不明瞭となっている。田中さんは、「ブランドセーフティを最優先とする事業者は、様子を見てからの導入をお薦めしたい」と補足する。

 次に紹介するのは、「Product feed in ads」だ。これは、Google Merchant Centerに登録したフィードを活用し、YouTube・Discover・Gmail・Google Play・Google アプリへの広告配信を実現するもの。決められた広告枠の中でフィード広告の配信面が増加するということは、既存広告の表示割合が下がることを意味する。田中さんは、「これまで通りの露出を担保するには、フィード広告の活用が重要となる」と語った。

 また、「2021年7月に開始したYouTube新機能のパイロットテストにも注目」と田中さんは言う。YouTubeは、同年初頭より動画内で紹介された商品をリスト表示し、同一画面内でそのまま購入できる統合型ショッピング体験のベータテストを行っているが、それをさらにライブストリーミングにまで拡張。今後の本格的な展開を目論む様子がうかがえる。

「YouTubeは、Google Merchant Centerの商品情報を活用し商品リスト表示を行っています。開封動画などに情報掲載ができるようになれば、大きな成果にもつながるはずです」

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