SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

季刊ECzine vol.09 定点観測

必要なデータやシステム環境は「CRMで実現したいこと」から逆算して決める


 EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。プラスアルファ・コンサルティングの山崎さんに、CRMについて聞きました。※本記事は、2019年6月25日刊行の『季刊ECzine vol.09』に掲載したものです。

膨大な顧客データもそのままではCRMに活用できない

 前回まで、MA(マーケティングオートメーション)について山崎さんに話を聞いてきた。今回からは、より上位の概念である「CRM(顧客関係管理)」がテーマとなる。まず、山崎さんは前提として、CRMに取り組む理由について説明する。

「新規顧客をある程度獲得すると、そこから先は新規獲得のスピードが鈍化して成長が頭打ちになってしまうため、既存顧客の売上を伸ばしたいと考えるようになり、CRMへの取り組みを検討し始めます。皆さんに共通する目的は、シンプルに言えば『既存顧客からの売上を安定的に上げていく』ということでしょう」

 そのためにCRMではさまざまな顧客データを活用することになるが、このデータの扱いが大きな障壁になっていると山崎さんは指摘する。

「デジタルマーケティングの普及に伴って、企業は多様な顧客データを保有するようになりました。しかし、その顧客データがEC本店サイト、モール、実店舗など、各チャネルに分散しており、売上実績や行動ログもバラバラに管理されているようなケースが少なくありません。加えて、LINEや独自アプリなどの新たな顧客接点も増えています。そのため、活用できるデータが豊富にあるように見えても実際には現場では扱いきれない、もしくは扱える状態になっていないのです」

 山崎さんによれば、「CRMを始めたいが、何から手をつければよいかわからない」「CRMに取り組んでみたが、うまくいかない」という企業は、この段階でつまづいていることが多いそうだ。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
CRMの第一歩は顧客データの統合 自社の顧客像を正しく把握する

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
季刊ECzine vol.09 定点観測連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

萩原 敬生(ハギワラ タカオ)

ライター。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/6773 2019/09/11 16:57

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年8月27日(火)10:00~19:15

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング