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ECホットトピックス(AD)

サイト修正のヌケモレ防止 直感的レビューツール「AdFlow Proof」を川添さんが使ってみた

リソースを最大限活用するためにも、タスクの進捗管理は必須

――AdFlow Proofを使いながら、「やり始めると気になるところが続々出てくる」とのコメントがありました。クリエイティブの修正はどこまで、こだわったらいいんでしょう。

川添 長く残すページか、売上や流入に寄与するページかの2軸で見て、後者に◯がつくものは優先、とくに両方に◯がつくものは継続的に改善を続ける必要があると捉えています。アパレル業界などではよくありますが、感情論で修正を決定したり、そもそも在庫数が少ないページを継続的に修正するのは合理的ではないでしょう。

また、トップページやカートページは、決済手段、配送・受け取り方法、その他ユーザー向けのサービスが増えたり、推す商品が変わるなどのタイミングで定期的な見直しが必要です。短期的なキャンペーンページは期限があるものなので、事前のコミュニケーションを重視し、修正の上限回数を決めたりして、あまり入れ込みすぎないスタンスでいます。

実際に日常的に業務が回っているので、リソースが足りなくなる場合がありますよね。そういう時はどこから手をつけるか優先順位をつけます。その際に、タスクとその進捗状況の全体像が誰でもパッとひと目で把握でき、必要なタスクについては詳細をスムーズに見ることができれば優先順位がつけやすいやすいですし、修正事項を減らして制作時間の短縮をすることも可能だと思っています。

忙しくなってくると口頭で指示を出してしまったりして、自分以外誰もわからなかったり、あとで見返すことができないというものも出てきてしまうじゃないですか。プロジェクトを作った人に限らず、誰もがひと目でタスク状況がわかるような仕組みが必要です。すると各指示の効率化だけでなく、仕事そのものが効率化できますから。

――メガネスーパーは実店舗をお持ちです。実店舗ビジネスとの兼ね合いはいかがですか?

川添 実店舗と連動する企画やコーポレートサイトに掲載する情報であれば、実店舗のPOPやポスターなどのクリエイティブを元にEC用のクリエイティブを作り直し、マーケティング担当にレビューしてもらうといった制作もあります。当社の場合は、社内の人間も、各自が機動的に動いているような環境なので、元になるクリエイティブを参照して、ECやコーポレートサイト、LINEなどではどの部分を使う、どこを変更するといったディスカッションをするのにも使いやすいはずです。チャット機能の存在が大きいですね。

EC周りだけならEC担当者だけで決裁できることも多いでしょうが、ブランドや実店舗とかかわってくるクリエイティブはそうはいきません。かかわるメンバーが多くなると、メールやチャットのスレッドをたどるのもひと苦労ですし、過去の修正がわかりづらくなります。これは当社だけではなく、複数のチャネルを有する小売業では当てはまることでしょう。そういった社内外を含め大人数のプロジェクトで、その修正と進捗を同時にチェックすることができるAdFlow Proofは、非常に画期的だと思いました。

――布田さんは前職、EC構築で知られる「ecbeing」でしたね。そこでの経験から、AdFlow Proofを開発したとのことでした。

布田 ecbeingではECシステムを提供するだけでなく、制作や運用支援、コンサルティングなど総合的にデジタルマーケティングを支援しています。私自身、クリエイティブの社内レビューをいくつも経験してきました。当時から、AdFlow Proofのようなツールが欲しいと思っていたんです。

AdFlow Proofによってもっとも解決したい課題は、「あれ、ちゃんとやった? 完了してる?」というヌケモレの防止です。ECサイトの質にこだわるからこそ、「あっ」という思いつきが生まれ、修正指示は複数回にわたって行いますよね。一度の指示で済むのならひとつの指示書にまとめることができ、クリエイターはそれだけを見ればいいし、指示者はそれと突き合わせればいいのですが、そのような進行は現実的に難しい。川添さんがタスクの進捗管理に使いたいとおっしゃいましたが、まさにAdFlow Proofは備忘録に使えます。

川添 「あれ、ちゃんとやった? 完了してる?」って、本当によくありますよね。指示を出した側も、出された側も忘れる。とくに継続的に改善していることではなく、これまでになかった指示や改善点ほど忘れる印象があります。組織やプロジェクトが小さければ自分の頭で覚えられる範囲なのですが、ECが大きくなったりプロジェクトが増えるほど、正確に管理していかないと「あれ、ちゃんとやった?完了してる?」がどんどん増えてくると思います。

最近はメール以外のコミュニケーションツールも増え、当社でも進捗管理にBacklogを使っています。しかし、キャプチャを撮ったり高解像度の画像を添付したりといった、クリエイティブ制作に特化して選ぶならAdFlow Proofだと感じました。また、これはコミュニケーションツールの長所でもありますが、リアルな会議では意見が出てこないけれど、ウェブ上なら発言しやすい人たちもいる。AdFlow Proofはその目的でも利用できるので、スタッフのマネジメントにも使えるのではないでしょうか。

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ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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