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ベイクルーズからデイトナへ 100億円規模だからこそできるアパレルECの戦い方とは[前編]

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 アパレルEC関連のさまざまなゲストをお招きし、ビジョナリーホールディングス(メガネスーパーの親会社)でEC・オムニチャネル推進を統括する川添隆さんと対談していただくこのコーナー。第16回は、独自の方法でEC事業の拡大を続けるフリークスストアを運営する、デイトナ・インターナショナル フリークスストア事業部の小林昌樹さんが登場です。

ベイクルーズからデイトナへ EC責任者としてのやりがいと緊張感

川添(ビジョナリーホールディングス、以下V) お互いスニーカー好きなので対談を楽しみにしていました。まずは、小林さんの今までのご経歴について教えてください。

小林(フリークスストア、以下F) 私は商売が好きだったというのと、当時の流通最大手だと学ぶことが多いのではないかという理由から、新卒でダイエーに入社しました。ファッションが好きというのももちろんありましたが、正直選考が早かったというのもあります(笑)。

その後ダイエーを退職し、ベイクルーズのブランド「EDIFICE」にショップの販売員として入りました。それから店長、エリアマネージャー、バイヤーと経験したあとにECの運営を任され、最後にはECセールス部門の責任者を務めました。

川添(V) この対談企画にもご登場いただいた村田さんをはじめ、ベイクルーズには名プレイヤーの方が多い印象ですが、どなたかの影響は受けていますか?

小林(F) EC部門の統括も行っていた村田昭彦さんですね。私の師匠です。村田さんはお客様最優先の方。私も元々そういう考えを持っていたので、共感できる部分が多くありました。ECに限らず、仕事観についてもとても影響を受けていると思います。

ベイクルーズには色んなメンバーの方がいましたが、共通しているのは「まずはやってみる」というところだと思います。自然とそういうマインドを持った方がECのチームに集まってきていたような気がします。

デイトナ・インターナショナル 小林さん(左)/メガネスーパー 川添さん(右)
デイトナ・インターナショナル 小林さん(左)/ビジョナリーホールディングス 川添さん(右)

川添(V) そこから巣立たれて、2017年2月からデイトナ・インターナショナル(以下、デイトナ)のEC部門のトップになられました。しかも、ひとりの力で会社全体にインパクトを与えることができる、ちょうどいい会社の規模感だと思います。以前とは違った大変さはありますか?

小林(F) 大変とは思いませんが、自分の舵取り次第で正しい方向にも間違った方向にもいってしまうので、意思決定には常に緊張感があります。

ですが、基本的には好きにやらせてもらっているので、とても自由に、のびのびとできています。営業職のメンバーもバイイングや商品製作に携わったりしています。ざっくり言ってしまえば、主務で結果を出していれば何でもやってOK、という感じです。

川添(V) 責任は大きくなったものの、意思決定できるのはやはり楽しいですよね。事業の規模以外に、前職の頃と比較して、会社全体やブランド、ECなどで違いは感じますか?

小林(F) いちばん違うのは会社のカルチャーですね。それぞれに良さがありますが、仕事に取り組む姿勢や方針は、トップの意向によって大きく変わるんだなと感じています。企業規模は小さいですが、デイトナでもECのクリエイティブなどはほぼ内製しており、そこは私たちの強みだと思います。

川添(V) そんな中で、小林さんはどのような業務を担当しているんですか?また、ZOZOTOWNと自社のサイトの比率はいかがですか?

小林(F) 事業計画を立てたり、EC部門全体の統括を主に行っています。

また、ECの比率でいえば、弊社はZOZOが圧倒的に高いです。自社化した方が増益にはつながりやすいですが、会社によってフェーズはそれぞれ違います。たとえばゼロから小さい規模で始めるのには、とても労力がかかりますよね。どういう選択をするかは、それぞれの企業次第だと思います。


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