家計簿ソフト提供会社からの相談
「17万件のアドレスを放置しているんですが……」
「バンドルソフト」とか「プリインストールソフト」とかいう言葉を聞いたことがあるだろうか。初心者向けのパソコンには、購入してすぐに使用できるように、さまざまなソフトが標準で付属されている機種がある。たとえば、ウィルス対策ソフト・画像加工ソフト・年賀状作成ソフト・辞書ソフトなどだ。
そのひとつとして、「家計簿ソフト」がある。立ち上げて、ユーザー登録をすれば、誰でも無料で使えるものだ。そして、ユーザー登録するときには、メールアドレスの入力が必須となっている。
つまり、今回のご相談の主旨は、「プリインストールされた家計簿ソフトのユーザー登録によって、知らず知らずのうちにメールアドレスが17万も集まってしまったんだけど、どうしましょう……」である。
せっかく集まったのだから、何かに活用したい。それも、できることなら、売上につなげていきたい。しかし、集まったとはいっても、ほったらかしで、何のコミュニケーションもしていない。
そういうアドレスのことを、俗に「死んでいるアドレス」と呼ぶ。果たして、「死んでいるアドレス」を生き返らせることはできるのだろうか?