情熱的なECチームをつくり上げる!メガネスーパー3つの仕組み
過去記事で「売上アップの方程式」をご紹介しましたが、この土台となるのはそれを担うEC事業の組織、すなわちチーム力です。
先日あるセミナーでこういった質問をいただきました。
「チーム作りについて強調されていましたが、具体的にチーム作りをしていく中で心がけていること、必ずやっていること、仕組みとして取り入れている事などがあれば教えていただけますか」
これまで経験した2社とその他いくつかお話を聞いた企業で、EC事業にエンジンがかかっていない状況の共通点があります。それは、EC担当として当事者なりに仕事をしているものの、客観的に見ると「ルーティーン」になってしまっているということです。
入荷した商品を順次アップする、受注が入ったら出荷にまわす、本体事業部から指示がきたらキャンペーンを行う。そこに、戦略や意志、情熱が介在していない状況です。そのような状況では攻められません。
「明確な目標をもち、それを達成するための仕事」に切り替えていくことが非常に重要です。そして日々、利益を1円でも多く稼ぐために、改善を行っていく。だからこそ「これがあれば揺らがない!実店舗ありきのEC担当者が持っておくべき6つの心得」のように、予算を自ら作ることを推奨しています。
私が実際に、心がけていること、必ずやっていること、チームの仕組みとして取り入れていることは以下です。
1.心がけていること
- 目標や指針を明確にし、ブラさない
- やりたことは積み上げではなく、引き算と割り算
2.必ずやっていること
a.コミュニケーションをとる
- 週1回のミーティングで予実と実行の確認
- しっかりと話を聞く
- あきらめず何度も伝える
- 途中で指示の変更がある場合は、なぜ変わったか経緯・意図をしっかり伝える
b.極力フェアな状況をつくる
- 余裕をもった仕事の期限設定
- 上司の指示でも間違っていたら修正する
3.仕組みとして取り入れていること
WEBサービスやツールの活用で情報共有
- LINEグループの活用、Googleスプレッドシートで予実を共有
上記の項目はEC特有の事項というよりも、一般的なマネジメントとして求められることと、ほぼ変わりはありません。これらを、ECの業務に合わせて粘り強く実行していくことが求められます。
「2.必ずやっていること」「3.仕組みとして取り入れていること」はイメージしやすいと思いますが、「1.心がけていること」が根幹となる部分なのでそれについて解説します。