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2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzine Day 2015 OSAKA レポート(AD)

越境EC、ID決済、ソーシャルコマースまで EC決済のグローバルスタンダード、ペイパルとは

2015年11月10日(火)にナレッジキャピタル カンファレンスルームで開催した「ECzine Day 2015 OSAKA」のセミナーレポートをお届けします。ペイパル杉江さんが、「Eコマース決済のグローバルスタンダード、ペイパルとは。」と題し講演しました。

越境EC先進企業がペイパルを選ぶワケ:決済三原則とは

PayPal Pte. Ltd. 東京支店 コミュニケーションズ部長 杉江知彦さん

 実は17年の歴史を持つペイパル。杉江さんは、8つの数字からペイパルの現状を説明した。

 「203の国と地域で、1.7億人が年に一度はペイパルを決済手段として利用していて、1日あたりの取引件数が1,250万件、年間取扱高が29兆円に上り、かなり大きな取引になっています。なかでも注目すべきは、ペイパル全体の取引のうち、3割がモバイル決済になっていること。2010年は1%程度でしたので、モバイル決済がいかに伸びているかがよくわかります」

 このように、グローバルでユーザーの支持を得る理由は、越境EC決済の三原則をペイパルが満たしているからだという。三原則とは、以下のとおり。

越境EC決済の三原則

  1. 安心して決済ができる
    セキュリティ、カード情報の漏洩などがない、いざという時に保護される
  2. 主要なカードブランド・現地通貨決済に対応
    好きなカードブランド・現地通貨で決済できることの利便性 
  3. モバイルにも対応
    旅行の予約・購入・着地後の情報取得でのスマホ利用が多数

 とくに3の「モバイルにも対応」についてだが、観光時の情報取得ツールとして、スマホの利用が拡大。観光先で知り、帰国してからのリピートをECサイトというのが、越境ECを利用する流れのひとつになっているが、どちらの場合でも決済手段として利用できるのがペイパルの強みなのだ。

 さて、何度目かの越境ECブームと言われる昨今だが、「一歩ずつ取り組み始めている企業さんが、成果を出していらっしゃる」と杉江さん。そうした成功企業は、ECの重要な機能のひとつである決済に、ペイパルを選ぶ傾向にある。

 たとえば、クールジャパン機構の支援を受け、ライセンスされたグッズやコンテンツを海外に販売するTokyo Otaku Mode。

 「起業時にはペイパルを導入されていなかったのですが、海外のお客様からの強いご要望があり、導入したところ、今ではペイパル決済が半数を占めるとのことです。海外のお客様が越境ECにおいて、いかにペイパルを信用しているかがわかる事例だと思います」

 越境ECの悩みどころのひとつとして、クレジットカードの不正利用がある。Hobby Link Japanは1995年から越境ECを営む老舗サイトだが、かつては月100万円にものぼる不正利用に悩んでいた。それが、ペイパルを導入することによって改善。カード決済も含め、決済手段を完全にペイパルに移行するに至った。

 「365日24時間走らせている監視システム、取引でトラブルが発生した際、8,000人もの社員が対応するカスタマーサポート、不正が認められた場合にペイパルが補償する『売り手保護制度』など、不正取引からECサイトを守るさまざまな仕組みがあります。こうした仕組みも、ペイパルが選ばれる理由のひとつです」

 さて、昨今のブームである訪日観光・越境ECを、17年前からの実績で支えるペイパル。安心・安全を提供しながら、一方で、「新しいショッピング体験」を提供しようと挑戦もしている。

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ID決済で新しいショッピング体験を ヤマダウェブコムの事例

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この記事の著者

ワダ スミエ(ワダ スミエ)

2013年11月11日〜2023年3月31日までECzine編集部在籍。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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