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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzine Day 2015レポート

リニューアル、データ、オムニ、集客、LTVなど EC事業者に聞く、2015年リアルに取り組むこと


2015年3月17日に「ECzine Day 2015」を開催。最後は「EC事業者に聞く!2015年取り組むこと、おさえておきたいテクノロジー」をテーマに、石川森生さん、川添隆さん、西井敏恭さんにご登壇いただきました。

EC事業者が2014年に取り組んだこと、2015年取り組むこと

 製菓・ラッピング材販売の「cotta」、実店舗ありきの「メガネスーパー」、ECで15年の歴史を持つ有機食材宅配「Oisix」において、統括・マーケティングを担当する皆さんに、2014年取り組んだこと、2015年取り組むことを事前にお伺いしました。

ECサイト 2014年の取り組み 2015年の取り組み
cotta
  • システムリニューアル
  • データによるサイト運営
  • 「me likey(ミーライキー)」事業の成功
  • 「売れる仕組み」を導入し「強いEC」を具現化すること
メガネスーパー

システム編

  • Amazonへの出店
  • 新規決済(GMO後払いの導入)
  • 新サービス導入(Zen Clerk、flipdesk)
  • 集客強化・改善
  • Web広告、メルマガ、LINE

サービス編

  • メガネの購入方法強化
  • 無料試着サービス、ネットでフレームを買って店舗でレンズをつくる
  • 商品詳細ページで店頭在庫の確認
  • コンタクトの定期購入サービス

オムチャネルのプラットフォームづくり(5段階の4段階目テクノロジーの活用)

  • 商品の店頭受け取り
  • 600万人の店舗顧客情報・購入履歴統合
  • チャットでの接客
  • 店舗とのリアル在庫連携
Oisix
  • 新規広告手法
  • LTV改善のための活動
  • データを深堀したうえでの広告手法の見直し
  • LTV改善のための活動

 これを踏まえ、以下7つのテーマについてディスカッションしてもらいました。

パネルディスカッションのテーマと流れ

  1. システムの見直し
  2. 集客と広告出稿
  3. リピート、LTV改善
  4. データ活用・連携
  5. テクノロジーとの付き合いかた
  6. ECに望まれていること、事業者がやるべきこと

システムの見直し:グロースハックで徐々に改修したいところ

石川(cotta) 2014年はシステムをリニューアルしましたが、実は、見た目はそれほど変えていません。デザイナーからはガラッとかっこよくしたいという話も出るんですが、これまで使ってくださっていたユーザーのことを考えると、UIが大きく変わると使い勝手の問題もありますから。ですから、今回のリニューアルは裏側の仕組みです。

 cottaはもともと、タイセイという上場企業が運営していたサイトですが、大分に本社があることから、地元の制作会社さんがサイトを作ったんですね。よくできたサイトではあるのですが、データベースの構造を見て、これからさらにソリューションを上積みしていっても大丈夫かというと、わりとレガシーなシステムだったので、リニューアルすることにしました。

 とはいえ、大きくは変えない想定だったので、7〜8ヶ月くらいで終わるスケジュールで組んでたんですけど、基幹とのつなぎやクレジットカードの部分など、いちばん重要な仕様がふわっとしていたこともあり、実際には1年半くらいかかりました。終わった時にみんな泣きそうになるくらい、たいへんでしたね。

http://www.cotta.jp/

西井(Oisix) システムリニューアルって、絶対たいへんですよね。私も前職の化粧品会社で経験したのですが、半年〜1年のスケジュールで想定していたのが、結局1年半くらいかかりました。こちらは仕様がわかったうえで取り組んだのですが、なかなかうまく動かなくて、二度と思い出したくないですね。

 一方、今CMOとして入っているOisixでは、テストしやすい環境になっていて、恵まれているなと思います。石川さんもUIの話をされましたが、一気に変えるとユーザーが戸惑ったり、売上が下がったりする。そこでOisixでは、10分の1のユーザーにだけ新しいUIを出してみるといった実験をしています。こうした取り組みができるのは、長年ECをやってきた強みかもしれませんね。Oisixは八百屋なんですけど、裏側を見ればデータだらけの会社でおもしろいです。ECのシステムリニューアルは、このように、グロースハックみたいな感じで徐々に改修していくほうが合っているんじゃないかなと思います。

株式会社TUKURU 代表取締役社長
石川森生さん

川添(メガネスーパー) メガネスーパーでは、ECサイトの商品詳細ページで店頭在庫が確認できるようにしました。私は前職、アパレルの会社でECを担当していたのですが、アパレルのトレンドで、自社ECサイトと連携して表示するのは実践していたので、機能的なところではそれほど悩みませんでした。

 考える必要があったのは、アパレルは1ブランド30店舗くらいだったのに対して、メガネスーパーは全国に300店舗もあって、店舗数が違う。単純に店頭在庫を表示してしまうと、日本全国300店舗の在庫を表示してしまう可能性があります。すると、ユーザーが実際に行きたい店舗にたどり着きづらくなるので、例えばエリアで分けられるような工夫をしました。なるべくお金はかからないように、かつ、探しやすいような機能を実装しています。

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この記事の著者

ワダ スミエ(ワダ スミエ)

2013年11月11日〜2023年3月31日までECzine編集部在籍。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://eczine.jp/article/detail/1777 2017/06/15 15:36

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