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ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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ECzine Day 2025 June【オンライン+スタジオ観覧型イベント】

2025年6月12日(木)10:00~17:25

ECzine Day 2025 June レポート(AD)

利用者のEC利用頻度は3倍/導入企業はCVR2倍 調査と事例でわかる「Amazon Pay」の現状

コメ兵・GreenspoonなどがAmazon Payを高く評価する理由は?

 次に山本氏は、EC事業者がAmazon Payを利用するメリットを3つ紹介した。

 1つ目に挙げたのは、「安心して買い物できる環境を提供できる」だ。アカウントの乗っ取りや不正利用は、サイトの信頼性低下やチャージバックの増加につながるが、Amazon Payではそれらの不正対策、また不正発生時の保証も万全だという。一体、どのようなセキュリティ対策を講じているのか。

 「Amazon Payでは、アカウントの多段階認証や不正注文の監視体制を整備しています。ただし、不正注文をAmazon側でブロック対応しても、なかなか0にはできません。不正注文が発生しまった場合は、一定の条件と調査のもと、保証サービスを提供しております」

 山本氏は、セキュリティ体制が効果を発揮した「コメ兵ホールディングス」の導入事例を紹介。

 「コメ兵様は、高額なブランド品を扱う特性上、不正利用のターゲットとして狙われやすい課題をお持ちでした。Amazon Payを導入いただいたことで『不正に関する確認作業が軽減した』と評価をいただいています。また、チャージバックに関するカード会社様からのお問い合わせも0に近い状態とのことです」

 また、野菜中心のミールキットを展開する「Greenspoon」の事例では、Amazonブランドの信頼感を活かし、新規会員の獲得に成功した。

 「Greenspoon様は2019年に設立されました。まだブランド名が多くの人に認知される前の段階では、利用者様がクレジットカード情報や個人情報の入力に不安を覚えるケースもあると想定したそうです。そこでAmazon Payを導入。決済への不安を払拭した結果、利用者数が拡大したとの声をいただきました。今でも約半数はAmazon Payから購入いただいているようです」

 新規サービスの立ち上げ時や、認知度が全国圏には及ばないケースでは、Amazonの知名度と信頼性が新規会員の獲得に活きる。

スムーズな情報連携が離脱を防ぐ 会員数増加の秘訣

 2つ目のメリットには「新規顧客の拡大」を挙げた。

 「新規会員登録数の増加率に関する調査では、Amazon Pay導入店舗は、未導入店舗と比較して前年対比で57%高いという結果が出ています。Amazonアカウントの情報を連携して、そのままECサイトの会員登録ができる導線設計による、新規会員数が伸びを示したものです」

 これを具体的に示す2つの導入事例が紹介された。女性用下着を取り扱う「ワコール」の事例では、導入後3ヵ月で、会員登録の通常導線と比較してAmazon Pay経由が20%も上回った。

 また、クリエイターが簡単にグッズを作成し、販売・購入できる「SUZURI」のサイトでは、Amazon Pay導入によって、11ステップ必要だった会員登録を3ステップに改善。会員登録率も9.54%から11.07%に向上した。

 「本来であればカゴ落ちで離脱していたお客様を、私たちのサービスで会員登録、購入につなげられる。そこにこそ、私たちの提供価値があります」

Amazon Pay を取り巻くEC決済の動向と実態

 本プレゼンでもご紹介いたしましたネットショップの利用頻度を含む、日本におけるEC市場規模やAmazon Pay利用者プロファイルに関する資料を配布しております。無料でダウンロードできますので、ぜひ特設サイトをご覧ください。

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サッカーショップ「KAMO」ではCVRが2倍に 決済が購買にもたらす効果

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この記事の著者

田中なお(タナカ ナオ)

 物流ライター。青山女子短期大学を卒業後、物流会社に14年間勤務。その後、2022年にフリーライターとして独立。企業オウンドメディアや物流ニュースメディアで発信活動をし、わかりやすく「おもしろい物流」を伝えている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:アマゾンジャパン合同会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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