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貴重な口コミから「幸せのサイクル」を生みたかった
舟久保(リワイア) 「タマチャンショップ」のEC運営は既に開始から20年以上、コミュニティ「タマリバ」は開設から2年になると聞いています。それぞれの特徴について、改めて教えてください。
田中(九南サービス) タマチャンショップはこれまで20年間、オリジナル商品の開発と販売を行ってきました。運営を行う上で大切にしてきたのが「美と健康をもっと楽しめる世界をつくる」というパーパスです。
当店のパーパスを伝えること、そしてお客様にパーパスに共感していただくこと。その繰り返しが、タマチャンショップのブランドをつくってきました。
田中(九南サービス) パーパスに対する共感は、お客様レビューや口コミで実感できました。タマチャンショップで扱う商品について、InstagramやTikTokなどのSNSで紹介いただく声は非常に貴重です。その中には「この一つの口コミさえあれば、商品の魅力をより強く伝えられる!」と思えるような声も数多くありました。
オリジナルの商品をつくり、提供し続けること。パーパスを伝え続けること。パーパスに共感したお客様の声を聞き、生かし続けること。これらがタマチャンショップの特徴です。こうした姿勢に共感してくださるお客様と、その声が一つに集まる場所、そこから「幸せのサイクル」を生み出したいと思って立ち上げたのが、タマリバです。
舟久保(リワイア) タマリバを設立した目的についても、お聞かせください。
田中(九南サービス) タマチャンショップ独自のコミュニティをもつことで、お客様一人ひとりが発信する情報をよりしっかり見て、反応・承認できると考えました。また、同様の関心をもつ他のお客様にも情報が届きやすくなります。
タマチャンショップが20周年を迎えるにあたり、こうしたお客様の声が循環する仕組みを使って盛り上げていきたいと考えたのが、タマリバ開設の理由です。また、タマチャンショップがこれからも持続可能な運営を行いながら、日本市場や海外市場、世界の企業と渡り合っていくには、当社のスタッフ150名だけでなく、お客様の力もショップの力としていかなければならないと思っています。
既に、タマリバには5,000名近くのお客様が登録しています。今はスタッフと合わせて総勢5,150名で、商品開発のためのアイデア創出や、口コミを生かした販促などを実施できている状況です。今後も、タマチャンショップの魅力をより広く伝え、日本を元気にしていきたい。そんな考えでタマチャンショップとタマリバを運営しています。
舟久保(リワイア) お客様の口コミの影響力は、私も実感しています。お客様へのアクションとして「傾聴する」は一般的ですが、「反応・承認」という言葉が出てきたのはとても印象的でした。傾聴はもちろん行われていると思いますが、たとえば口コミに対して自ら声をかける「アクティブサポート」のようなアクションもされているのでしょうか?
田中(九南サービス) もちろんです。私のマイブームは、口コミに対して返信することといっても過言ではありません(笑)。商品に対する感想をいただけるのは大変うれしいことですし、企業側から反応があったほうが口コミを投稿したお客様も喜ぶのではないかと考えています。
そのため、口コミに対するアクションはマーケティングチーム全体で取り組んでいます。こうしたアクションが、私たちがお客様に支えられていることを忘れないきっかけにもなりますし、何よりお客様の声に触れ続けると元気が出るのです。タマチャンショップやタマリバを運営する一番のモチベーションになっています。
舟久保(リワイア) お客様の声が一番の元気の源となるのは、私も共感します!