SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

EC動向定点観測~オムニチャネル編~

店頭を含むデータ活用で「肌感覚」の答え合わせを 形骸化しないオムニチャネル・OMOとDXの進め方

 EC事業者が押さえておきたい最新動向を、ジャンル別にお届けする「定点観測」。オムニチャネル編では、逸見光次郎氏が解説します。今回は「データ収集環境整備」の観点から、オムニチャネル・OMO推進の注意点と現場への意識醸成について語ってもらいました。

前回の記事はこちら

早い企業はDXの次のステップへ

 オムニチャネルコンサルタントとして、各社のDXを推進する逸見氏。最近では、オムニチャネル・OMOの環境整備を進める小売企業などから、新たな経営指標の策定方法や財務諸表の見方、これらを踏まえた新規・改善提案の立案といった、管理職・中堅・若手の各層に向けた研修を要望されるケースが増えているという。

「環境が整い始め、次は現場へ考え方を浸透させるフェーズに入ったということでしょう。たとえば、会員カードを電子化し、クレジット機能が付与されたハウスカードと顧客情報を一元化させたのであれば、こうしたデータからどのような示唆を得られるのかお伝えします。さらには、収集したデータを塊として見るのではなく、『顧客軸』で見て活用する方法を、実際に手を動かしながら覚えてもらうのです」

 これまで店舗を主軸にビジネスを展開してきた小売企業の場合、店頭に立つスタッフの中にデータ活用の経験を持つ者は、現時点ではほとんど存在しない。しかし、彼らは企業内にデータ活用の文化や環境が存在しなかったから「触れるチャンスがなかった」ともいえよう。

「小売企業で店頭に立つスタッフは、実際に数値化された『データ』とは向き合った経験がなくても、顧客と直に触れる中でターゲットを理解し、常連さんの顔を覚え、彼らの望む商品を仕入れたり接客時に提案したりしています。つまり、脳内にデータを蓄積して肌感覚で分析し、活用しているのです。

 こうした人々がデータを基にした思考法や活用術を身につければ、これまで経験から割り出していた独自の仕入れや販促の方程式を答え合わせしたり、実施した施策の結果を見ながらさらなる打ち手を考えたりといったブラッシュアップが可能になります」

 小売店舗でのデータ活用は、特にPDCAを回せる頻度が少なく、十分な感覚を身につけにくかった季節商材などで効果を発揮するだろう。データを蓄積し、確実に売れる商品だけを仕入れるようにすれば、取り扱うSKU数を絞ることが可能だ。そうすれば、顧客目線では探しやすく、現場目線では売上が作れる店舗・売り場作りを実現できる

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
「得している」と顧客が思えるサービス設計の秘訣とは

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
EC動向定点観測~オムニチャネル編~連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

ECzine編集部 木原 静香(キハラシズカ)

立教大学現代心理学部映像身体学科卒業後、広告制作会社、不動産情報サイトのコンテンツ編集、人材企業のオウンドメディア編集を経験し、2019年に翔泳社に入社。コマースビジネスに携わる方向けのウェブメディア「ECzine」の編集・企画・運営に携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/13667 2023/11/24 07:00

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2024年8月27日(火)10:00~19:15

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング