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ECホットトピックス

あえて自前でECをやらない選択 ルクア大阪が取り組む、買い物体験を向上するためのオンライン施策とは

買い物の場に求められる人のつながり 実現するためのオンライン

齋藤(PLAY) 自前のECサイトを運営するのではなく、テナントさんのECサイトへ誘導する仕組みを強化していらっしゃるとのことでした。動画接客ツール「ザッピング」も活用いただいています。

河原畑(ルクア) 静止画からテナント様のECサイトへ誘導する取り組みは行っていたのですが、着回しや着用感などを伝えたいと考えました。スタッフさんが個人のInstagram等でやられているように、スマホで撮ってスマホでアップと気軽にたくさん投稿できるようにし、お客様にとっても動画からECサイトへスムースに遷移していただけるようになっています。

 ただ、デジタルの取り組みが始まったことにより、スタッフさんのやることは増えていく一方です。できるだけ負荷を増やさないよう新しい施策を考えていかないと、スタッフさんに皺寄せが行くことになり、場が良くなっていかないですから。

齋藤(PLAY) 店舗スタッフさんの数自体が減っているところもありますよね。現場で直接スタッフさんとお話しすると、人的リソースが足りない上やることが増えて「しんどい」という声も聞きます。負荷を減らすためのデジタル活用でもあってほしいものです。

河原畑(ルクア) コロナ禍の営業自粛などもあり、店舗スタッフになりたい人が減っているという現状もあります。魅力的な職場にしていくことは、私たちにとってもやるべきことだと考えています。

齋藤(PLAY) やはり、自前でのEC運営をやらない選択肢を採られたのは潔いと思います。テナントがディベロッパーに求めているのは、集客や自分たちでは企画できないイベントです。ルクア様はそれを満たすための施策をやられており、他社とは違う部分が出ていると感じます。買い物体験の向上の意味で言うと、「ルクア イーレ」のリニューアルも同様ではないでしょうか。こちらについてもお話しいただけますか。

河原畑(ルクア) 「PACE(ペース)」というプロジェクトを立ち上げまして、ルクア イーレの4Fにそのためのゾーンを作りました。マイペースのペースです。この業界では、“今これが流行っています”“セールなので今買ってください”といったように作り手側の都合をお客様に押し付けている面があるのではないかと考えていました。ものも情報もあふれる中、お客様はどれを選んで良いかわからない状態にもなっています。「この人が作るもの」「この人がおすすめするもの」に、もう一度フォーカスが当たっているのではないでしょうか。そこでPACEでは人と人とのつながりを大切にし、カフェのバリスタさんに会いにいく、アーティストさんと触れ合っていただく、彼らをオンラインでご紹介するということをやっています。

齋藤(PLAY) PACEで何度かD2Cブランドのポップアップをやらせていただきました。D2Cブランドの場合、ポップアップ開催の告知だけでなく、当日の様子もライブ配信でSNSに投稿したりします。そんな中、買い物体験自体を楽しんでいただきたいという思いから、周辺のブランドさんに「Instagramに載せて良いですか?」と声をかけると喜んでいただけて。「うちも載せておきますね!」なんて言ってもらえたりもして、盛り上がりました。人と人ともつながるし、オンラインでもつながることができるし、良い環境だなとワクワクしました。デジタルが入って環境は変われど、求められていることは人と人とのつながりであり、買い物体験へのワクワク感なのではないかと改めて思いました。

 最後に、今後の方向性についてお聞かせください。

河原畑(ルクア) 試行錯誤中で失敗もたくさんしています。そんな中オンライン施策については、さまざまなパートナーさんが色々なプロダクトを作ってくださっているので、テストがしやすく、取り組みを始めやすいのはメリットだと思います。まず試してみて、そこから試行錯誤を重ねていくことの繰り返しですね。コンセプトとしては変わらず、リアルの場の価値向上に資する、買い物体験を向上するための取り組みを行っていきます。

 やはり、ショッピングが趣味や楽しくてするものでなくなってしまう、スキマ時間に効率的に済ませるものになってしまうことに危機感を覚えています。コロナ禍で「生活必需品の買い物に限る」といったことも言われましたが、やはりルクア大阪は、楽しむための買い物に来ていただく場でありたい。それを実現するための便利なひとつのツールとして、オンラインを活用していきたいと思います。(了)

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この記事の著者

ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)

ECZine編集部です。ネットショップ運営に役立つ情報をお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

合同会社PLAY COO 齋藤 和幸 (サイトウ カズユキ)

ドメスティック、外資系ラグジュアリーブランドの販売員から本部VMDへ。VMDとしては、アトモス(店舗雰囲気、イメージ)の店舗開発やMDにもかかわりながら、ディスプレイやデザインなどを幅広く経験。その後、EC担当として基本業務からサイトデザイン、コンテンツメイク、CRMなどの実務を行い、その経験値から...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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