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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECホットトピックス(AD)

新しいコマースを作ろう ShopifyなどEC総合支援のコマースメディアが描くEC運営者のキャリア

 Shopifyでの自社ECサイト制作や楽天市場をはじめとするモール運営代行など、EC総合支援会社として知られるコマースメディアが事業を拡大すべく、さまざまな職種で積極採用中だ。コロナ禍、DX推進でECは盛り上がりを見せるが、ECのプロフェッショナルであるコマースメディアは何を目指すのか。代表取締役 井澤孝宏さんに話を聞いた。

いち早くShopify、モール運営は幅広く コマースメディアの強み

 2016年5月に設立されたコマースメディア。社名は「商売の媒介者」を意味する。同社がメディアとなって発信し、購入者やEC運営者に有益な情報を届けたいという思いから名付けられた。創業から約6年、ゴーゴーカレー、オリオンビール、ブラックサンダー(有楽製菓)、澤乃井、ANA公式 ギフトショップなど、常時30〜40のEC支援を並行して行っている。

 ECサイト制作・運用・物流まで、ワンストップでEC支援を行うのがコマースメディアの特徴だ。それぞれに特化した支援会社もあるが、コマースメディアは一気通貫であることを強みとし、こだわりを持っている。

「当社がEC事業を支援する目的は、売上に貢献するためです。売上に貢献するには、一気通貫であることが有効だというのが私の考えです。とくにバックヤードは重視していて、複数の提携倉庫と良い関係を築くことを大切にしています。また、南大塚の本社では物流倉庫も併設し、自社ECの商品のピックアップから梱包、発送まで行っています」(コマースメディア代表・井澤孝宏さん、以下同)

 自社ECだけでなく、モール運営にも造詣が深いのが同社の特徴である。

「いずれかのモールの専門家は少なくありませんが、コマースメディアでは楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングの三大モールはもちろん、その他の中規模モールにも幅広く対応し、越境ECのご支援も承っています。コロナ禍でEC市場が伸びましたが、従来、自社EC対モールの流通総額が3.5対6.5だったのが、3対7になりました。消費者のモールに対するニーズは高いのです。昨今のモール手数料は高く、使いこなすにはEC事業者側の熟練度が求められますが、結果的にROASは良いと言えます。コマースメディアがご支援させていただいている割合も、自社ECとモール運営代行が半々という比率です」

 着実に実績を積み重ねてきたコマースメディアだが、業界外からも脚光を浴びるようになったのは、カナダ発のEC構築サービス「Shopify」の活用にいち早く着手したことが大きい。2017年に国内3社目となるShopify Expertsを取得。Shopifyがマスメディアでも取り上げられるようになったのは、2020年あたりなので、3年以上早いことになる。最近では、Shopify POSの実機を海外から買い付け、実験に取り組んでいる。新たなOMOの成功事例が生まれるのも時間の問題だろう。

「つい先日も、Shopifyアプリを作りたいというエンジニアが入社してくれました。コマースにおけるECの役割が複雑かつ重要になるほど、ECシステムに求められるレベルも高くなります。コマースメディアでは、テクノロジーの分野でも、コマース業界を牽引していきたいと考えています」

運営改善で売上3倍も!売れる仕組みを整える重要性

 井澤さんのキャリアを紹介しよう。新卒で楽天市場に入社。モールのECコンサルタントの経験から、商品を見れば「どれだけ売れるか」がだいたい感覚でわかるようになったと言う。次に、スタートアップ企業に自社ECの責任者としてジョイン。ゼロからカートや倉庫を探し、サイトやシステム連携を行った。「お恥ずかしながら、モールと自社ECの勝手が違い入社当初はまったく役に立たない存在でした」。壁にぶち当たっては克服することを繰り返し、やがてその企業は上場を果たす。このような経験が、コマースメディアが一気通貫でEC事業を支援する際に役に立っている。

 「運営にこだわるのは、それが一番売上アップに貢献するからです。商品情報の登録のやりかたを変えるだけで、売上が3倍になった事例もあります。売上は『見込める売上』と『積み上げる売上』の2種類に分けて考えています。前者の例がSEOや運営の仕組みを整えること、後者はメルマガやSNS投稿などです。後者が話題になることが多いのですが、コマースメディアがご支援に入る際には、まず前者を整えることから始めます。OMS(注文管理システム)の重要性も常に説いているのですが、導入してはいるものの機能を熟知し、使いこなせているEC事業者様は多くない。それはすなわち、ECのバックヤードに改善点があることを意味します」

 このような根本を解決できないまま、昨年対比で大幅な売上アップを期待されるEC担当者は少なくないが、井澤さんは「それでもECの現場は頑張っている」と言う。

「経営陣のECへの理解が不足しており、上流工程の設計がうまくいっておらず、現場が間違った方向へ向かって頑張っていることが多いのです。コロナ禍で競合は増え、テクノロジーは進化し、EC担当者は経営に近いことを求められている。新しい産業なので自分で手探りで勉強していくしかない中、高すぎる期待が寄せられている。コマースメディアでは、上流工程のところからお手伝いしていきます」

コマースメディア株式会社 代表取締役 井澤孝宏さん

  井澤さんのECへの思いはとにかく熱い。その由来はどこにあるのだろう。

「はじめてのEC体験は、中学生の時で、Amazonで本を買いました。駅まで自転車で1時間かかるようなところに住んでいたため、中学生が買い物を楽しめるようなお店が近所にはありませんでした。でもECなら、世界中どこに住んでいても、誰でも欲しいものが買える、機会の平等だと心の底から感動しました」

 千葉県・九十九里町で、豊かな農地に囲まれて育った井澤さんは、地域活性化に早くから関心を持っていた。その関心が、やがてECに結びつく。

「学生時代は農業活動をし、たとえば東北地方の特産品開発を経験したりもしました。そのような体験から、『結局のところ、農家が自分で売らなくては儲からない』と実感、新卒で楽天に入社したのはこのような経緯からです。実際に、モールで農作物のECを運営してみて感じたのは、応援消費や補助金頼りで商売になっていない販売者が多いということ。生鮮食品は送料などロジ周りの課題がつきものですし、生産地から離れるほど商品の鮮度は落ちます。農協や生協さんの仕組みは本当によくできていて、個別の農家が個別にEC運営を行っていては、なかなか超えられません」

 ECは機会を平等に与えてくれるが、個人が商売として成り立たせるのは並大抵のことではない。だが、地域活性化のECによる解決を井澤さんはあきらめない。

「たとえば、地域密着のスーパーと提携し、地域単位のOMOができないかといったアイデアを持っています。地元の方への販売の際はリアル店舗として、ECで他の地域に発送するなら倉庫として活用できます。コマースメディアがやってきたいのは、ECではなく小売です。Shopify POSにいち早く取り組むのも、このような考えがあってのことです」

ECサイト制作だけでは食えない 新しいコマースが実現できるキャリアへ

 現在、コマースメディアの社員は約30名。半数がカスタマーサポート、商品登録といったバックオフィス業務、4分の1がECコンサルティング、4分の1がシステムなどその他の業務にあたる。

「先にお話ししたとおり、ECサイト制作・運用・物流まで、ワンストップでEC支援を行うのがコマースメディアの特徴です。入社していただくと、複数領域を横断したスキルを身につけ、伸ばしていくことができます。現在、ECの一部の業務に特化しているものの、他の業務にも挑戦してみたいと思っていた方にはぴったりの環境ではないでしょうか。これから、ECに従事する人には自分の領域を超えていく姿勢が求められていくと思います。

 従来はECサイトを制作できるだけで仕事になりましたが、ネット上のさまざまなサービスが無料化していった流れは、ECの世界でも起こるでしょう。ECは当たり前のものになり、誰もが気軽に始めることができる、普通のものになっていくと思います。それは、商売の本質に近づいていくとも言える。OMOのように領域を横断し、新しいコマースを切り拓いていくことを楽しめる方と、一緒に働くことができたらと考えています」

 一方で、EC運営は労働集約型のビジネスで、好きでなければできないという一面もある。

「楽天時代に磨いたスキルで、売れる商品を見分けることができます。自社ECをゼロから立ち上げ企業が上場した経験から、ECの段階ごとにやるべきことや起こりうるトラブルを把握しています。コマースメディアのメンバーが優秀だからこなせるというところもありますが、オーバーワークにならないよう、きちんと調整を行っています。私自身、現在子育てをしており、出社した場合でも18時には帰宅します。プライベートを大事にしながら、仕事も頑張りたいという方には適した環境だと思います」

コマースメディア株式会社 代表取締役 井澤孝宏さん

 EC市場の拡大に伴う依頼や新しいコマースへの挑戦から、コマースメディアは積極的に採用活動を行っている。

「現在、毎月のペースで新しい仲間が増えています。企業規模が大きくなりすぎる前に、早い段階で入っていただいたほうがおもしろい体験ができるのではないかと思います。2021年、福岡の天神に福岡オフィスを開設しました。東京本社のメンバーと組んでプロジェクトに取り組むことも多いですし、リモートワークはもちろん可能です。福岡オフィスに行ってくれるメンバーも積極的に募集しているため、『コマースメディアに転職して、地元福岡に帰りたい』という方のご応募もお待ちしています」

 根本的な変革を迫られている小売業界だが、「売るのが楽しい・儲かるとうれしい」という商売の本質は変わらないと井澤さんは言う。ECへの情熱を持ち、地域活性化をあきらめず、そしてあくまで小売でありたいというコマースメディアで、新しいコマースの形を見つけたいという人は、ぜひ応募してみてはいかがだろうか。

募集職種

  • EC運営統括マネージャー(正社員)
  • ECサイト ストア店長候補(正社員)
  • EC運営スタッフ/ 食品・化粧品等の受注管理・カスタマーサポート(正社員・業務委託・アルバイト)
  • フロントエンドエンジニア(正社員)
  • Web/ECサイト デザイナー・コーダー(正社員・業務委託)
  • ECサイト プロジェクトマネージャー(正社員 / 福岡)
  • EC コンサルタント(正社員・業務委託)
  • WEB/ECサイト エンジニア(正社員・業務委託)

※最新情報・応募は「コマースメディア採用ページ」からお願いします。

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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