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季刊ECzine vol.19定点観測

コマース×広告の可能性を拡大すべくプラットフォーム連携を強めるGoogle

 EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。リワイアの岡田さんに、Googleについて聞きました。※本記事は、2021年12月24日刊行の『季刊ECzine vol.19』に掲載したものです。

YouTubeはコネクテッドTVに着目 視聴体験を妨げずに購買機会を創出

 前号の定点観測で、テレビでYouTubeを視聴するユ ーザーの増加と、行動の変化に合わせた広告の見直しが必要である旨を伝えたが、YouTubeは2021年10月より「動画アクション キャンペーン」をコネクテッドTVへ拡張。広告出稿主の成果向上をサポートする動きを見せている。2020年より予告されていた同取り組みについて、岡田さんは配信方式の特徴から「これまでのフォ ーマットと異なる」と話す。従来の動画広告では、インフィード動画広告(旧TrueViewディスカバリー広告)を除き、動画視聴体験を中断してしまう点がネックとな っていたが、同キャンペーンではURLを画面下部に表示し、スマートフォンなど他デバイスでのアクセスへ誘導。動画視聴を阻害しない導線を構築している。

 「テレビでの動画視聴は、リモコン操作が基本です。ダイレクトレスポンスを求めてもユーザーは次のアクションが取れないため、テレビへの配信を除外していた広告主がこれまでは多かったと思います。しかし、テレビでYouTubeを視聴するユーザー数が日本だけでも2,000万人を超えた現在、単純に計測できないからといって除外してしまって良いのか、改めて考えるべき状況になっています」

 テレビでの広告視聴から購買に至るには、他デバイスを経由する必要があるため、厳密にはダイレクトレスポンスとは言えない。岡田さんはこの特徴から「効果は未知数」と前置きをしつつ、「見せるだけだったテレビ画面への広告配信に変化が生じつつある」と言う。

 「これまでテレビでYouTubeを視聴するユーザーには、認知拡大などCMのような訴求をするしかない状況でしたが、今後は表現や活用の幅が広がります」

 現時点ではベータ版だが、ユーザーが同じGoogle アカウントでログインしている場合は、視聴時と購入時にデバイスをまたいでもコンバージョンリフトの測定ができる仕様となっている。ハードウェアの進化にともない、テレビ画面のみで購買が完結する未来もそう遠くはないはずだ。

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